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ロジクールの最高峰マウスMX Master 2Sを買ったらまぁ〜良かったという話

ロジクールの最高峰マウスMX Master 2Sを買ったらまぁ〜良かったという話

先日発売されたロジクールのハイエンドマウス、「MX Master 2S」を購入しました。実売価格13000円程度と、ゲーミングモデルを除けばロジクールのマウスとしては最も高価なマウスになります。1000円程度でワイヤレスマウスを買える今、こんなに高価なマウスを購入する人いるのか、という感想さえ抱きますが、先代のMX Masterはとても評判よく、Amazonでも200件超のレビューを集める人気商品となりました。

そんなMX Masterの後継機である、MX Master 2SがAmazonアウトレットで10000円ちょっとで売られているのを発見してしまい、また最近トラックボールが不調なこともあり、つい購入してしまいました。

 

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MX Master 2Sの変更点

MX Masterと比べ、MX Master 2Sはカラーバリエーションの変更、センサDPIが1600から4000になり、バッテリー持続時間も70日と伸びました。デザイン等の変更は無いようですね。高DPIは4Kモニタ等の高解像度環境で威力を発揮します。僕の環境はFHD*2なのであまり恩恵は受けられませんが。

そして、複数PCでの作業を圧倒的に快適にする新機能、「FLOW」が使用できるのが最も大きな違いです。逆に言えば、これらに特に興味の無い方や、PCは一台しか使わない方はやや相場の下がったMX Masterを購入するのもアリかもしれませんね。

Logicool ロジクール MX2000 MX Master ワイヤレスマウス BluetoothSmart・USB接続 Windows/Mac OS 対応

冒頭の写真にもありましたが、今回購入したのはグレイモデル。名前こそグレイですが、ほぼホワイトと言って差し支えないかと思います。本体カラーに合わせて外箱も異なるあたり、最上級機としてのロジクールの拘りが見受けられますね。別にコスト下げてもいいんだけど。

Amazonアウトレット検品済のステッカー。一度開封してしっかり検品しているらしく、箱上部はAmazonロゴ入りのテープで閉じ直されていました。amazonアウトレットは何度か利用していますが、値段が安い上に配送も当然速いのでとてもオススメ。

箱から取り出しての最初の印象は、「デカい」でした。何度も店頭で見たことのあるマウスですが、いざ自宅のデスクに置くと、派手な装飾のゲーミングマウスなどよりも妙な存在感を発揮します。僕はどちらかと言えば手が小さい方ですが、大きくて重いマウスが好みなので、これは問題ナシ。
MX Master 2Sも140gとマウスとしては重い部類に入りますが、普段使っているゲーミングマウスG502が重り込みで190g近いので、むしろ軽く感じるレベル。普段軽いマウスを使っている人は、一旦店頭で試すのもいいかもしれませんね。まぁどうせすぐ慣れますが。

サイド部。非常に分かりにくいですが、親指の乗る部分も下方向に押し込めるボタンとなっています。(やや隙間が空いているのが分かるでしょうか)

サイド上部には二つのボタンと横スクロールホイール。この二つのボタンはやや小さく窮屈で、慣れるまで押しにくいのは残念。横スクロールホイールはあまり使わないが、モニタを縦置きにしてコードや文章を書いたりブラウジングする、僕らマルチモニタガチ勢には案外便利。

ロジクールロゴが新しくなった?恐らく、海外のロジテックブランドと国内のロジクールブランドのどちらでも使えるようなロゴにしたのでしょうね。

裏側。マウスをひっくり返すと、まるでカブトムシをひっくり返した時のような謎の征服感を感じるのは僕だけでしょうか。
それはともかく、裏面には電源スイッチ、センサ、ペアリング切り替えボタンがあります。MX Master 2Sは、BluetoothまたはUnifyingで合計3台のPCとのペアリングが可能。ボタンを押すだけで即座にペアリング先が切り替わります。

充電用のコネクタとしてmicroUSBコネクタを前面に備えます。充電しながらも使いやすいですね。おい聞いてるかApple。やっぱ裏面に充電コネクタはありえないわ。

付属品はシンプルに充電用microUSBケーブルとUnifyingレシーバのみ。あと保証書。2年保証でした。

G502との比較

折角なので、今までメインのマウスとして使ってきたロジクールのゲーミングマウス、G502とサイズ感を比較してみます。

同じロジクールのマウスではありますが、カラーとデザインの違いで大きく印象は変わりますね。

上から。MX Master 2Sが横に大きいのが伝わるでしょうか。G502もどちらかと言えば大柄なマウスですが、持った時の手への収まり感はG502の方が優れています。が、MX Master 2Sの方が自然に手に沿った形になっています。

最も異なるのは高さ。MX Master 2Sはかなり高く、またお尻の部分も高いために、持った時の印象は大きく異なります。接地面積が大きくガタつきがなく、センサ感度も良いために、マウスパッドなしでも使いやすいです。

色々違いはあれど、すぐ慣れます。

サイドボタンに関してはG502の大きいボタンの方が圧倒的に押しやすいです。センサ精度は両者とも抜群に良いです。個人的な意見ですが、MX Master 2Sも十分ゲーミングに耐えます。良いセンサのマウスに慣れると、安物マウスが使えなくなりますよ。

操作性

G502で気に入っていた機能に、「スクロールホイールのラチェット、フリースピン切り替え」がありました。これはボタン一つで、操作感のある硬めのスクロールになる「ラチェット」、ストッパーが外れホイールがぐるぐる周りつづける「フリースピン」の切り替えが可能な機能であり、ゲームでの武器の確実な切り替え、またブラウザでの高速なスクロールが手早く行える非常に便利な機能でした。
MX Masterシリーズにもこれが搭載されているのですが、自動で切り替わるモードが搭載されています。普通に回すとラチェット、強めに回すとフリースピンに切り替わり、切り替えの閾値まで変更可能。もうね、神かと。
これは2Sからの新機能ではないのですが、かなり感動しました。やっぱりインターフェースデバイスにはお金を掛けるべきですね。RealForceしかり。

あとはサイドボタンさえもっと押しやすければ、何も文句はなかったのが残念。まぁすぐ慣れるのですが、店頭で触った人が、サイドボタンの押しにくさで購入の機会を逃してしまう可能性があるのは惜しい。

FLOW

これがMX Master 2Sのウリですね。3台までのPCをまるでマルチモニタ環境のように扱えます。画面端へカーソルを持っていくと、設定された他のPCへペアリングが自動で切り替わります。ペアリング切り替えには0.4秒ほど。シームレスな移動ではありませんが、十分です。
FLOW対応キーボードを用いることで、マウスと共にキーボードのペアリングも自動で切り替わるようになるとか。スバラシイ。

正直、マウス共有より便利なのが、「クリップボード共有」。片方のPCでコピーした内容を他のPCへ貼り付け可能。何が凄いかと言うと、ファイルまでコピーペースト可能。PC間でファイルを移動したい時、もうUSBメモリを使ったり、クラウドを使う必要はありません。これがもう本当に便利。

ちなみに、FLOW対応マウスはMX Master 2Sだけではなく、より安価なMX AnyWhere 2S、M585、M590、M720もあります。ぜひFLOWをお試しあれ。

Logicool ロジクール M720 トライアスロンマウス Bluetooth マルチデバイス Windows Mac OS Chrome OS Android対応 FLOW機能搭載

MX Master 2Sはロジクール全部入りマウスです。もちろん各ボタンの任意の機能割り当ても簡単にできますし、ロジクールらしい長期保証も健在、センサ感度も折り紙付きです。FLOW等の尖った機能も備えつつ、基本的な部分もしっかりまとめたいい製品だと思います。

マウスなんて一日何時間も使うものですし、そう簡単に壊れるものでもないんですから、ちょっと高いの買ってもいいじゃないですか。買って後悔はしないマウスだと思います。