凄いですこれ。かなり気に入りました。
ケーブルは付属せず。出来は良い。
Snakeskin Lineは$7程度と非常に安価ながら、柔らかく取り回しの良いケーブルに仕上がっています。特にケーブルに拘りの無いユーザはこれで十分ですね。断線も気にならない値段ですし。
プラグは細いものが使われており、ケースを付けたiPhone6sにも接続できました。
さて、SENFER UEsの話に戻ります。名前にもある通り、UEのカスタムIEMを意識しているようです。
SENFER UEsは6種のデザインが存在。今回は一番よく分からない(?)Camoをあえて選択。
で、こんな感じ。写真で見ると良い感じの迷彩柄にも見えますが、肉眼で近くで見ると「プリント感」が強く、ちょっとガッカリ。まぁオリジナリティがあるのでよしとします。隣に並べているのは正真正銘のカスタムIEMである、くみたてLab KL-サンカ。SENFER UEsの方が1まわり小さいです。
ダイナミックドライバを擁するため、3つベントホールが開いています。
全体的に加工精度等は良好。
それにしてもSnakeskin Lineが妙に良い。
音がこれまたやたらと良い
さて、使用環境はいつものDP-X1直挿しで。10時間ほど鳴らしてあります。
一言で言えば、「Acupassっぽい」。刺さる寸前(人によってはキツく感じると思います)の中高域に、Dドライバが決して過多になりすぎず低域で支える。中高域がBAドライバ、低域がDドライバという役割分担がかなりしっかりできています。多分ですね、カナルワークスの1、2ドライバ機とかER-4が好きな人は、SENFER UEsも好きだと思います。逆にこれらの高域の攻め方が好きでは無い人は、「疲れる音」だと感じるでしょう。
また、遮音性に優れています。付属の薄っぺらなイヤーピースでなく、コンプライなどのフォームタイプのイヤーピースがおすすめ。低域はそこまで多くないので、籠りは感じません。カスタムIEMを意識した、耳にフタをするようなデザインのおかげで、屋外での使用でもいい音で鳴ってくれます。
個人的には中華イヤホンは値段が安いこともあり、基本的には褒めるスタンスでレビューを書くことが多いのですが、SENFER UEsはそんなこと抜きに好みの音でした。Auglamour R8なんて敵じゃない。
ホントこれ良いです。なんで微妙な迷彩柄を買ってしまったのか後悔する程度にはね。
SENFER UEs – HCK
Snakeskin Line – HCK