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元気な低音!「DZAT DR-20」レビュー

2016年5月2日

中国DZATのイヤホン、DZAT DR-20をcollectionaudio様からレビュー用に頂いています。

DR-20はDZATのもっとも安価なイヤホン。安価でありながら、DZATらしい綺麗なデザインです。高価な順に、DR-10、DF-10、そしてDR-20となります。

開封、外観

まずはいつもの箱から。これはほとんどDR-10と同様のものですね。相変わらすしっかりとした箱です。

あらキレイ。DZATのイヤホンの中では、爽やかな色合いで一番好きなデザインです。

付属品もDR-10と同じ。ポーチ、イヤーピース、取扱説明書。

見た目だけで無く、作りもしっかりとしています。DR-10にあった、装着時に振動板がペコペコ言う現象もDR-20では解消されていますし、作りは上位よりむしろ良くなっているようにさえ思えます。

プラグやリモコンはDR-05と同じものですね。DZATのイヤホンのプラグは皆細いので、スマートフォンカバーなどにも干渉しにくいのもポイント。

ケーブルはDR-20独自のもの。内部でツイストしています。やや硬く、ちょっと取り回しにくい印象。曲げクセも取れにくい。DF-10の布巻きケーブルがもっとも取り回しに優れるように思います。

さて、DR-10、DF-10、DR-05ともにアッサリした音作りをしているDZATですが、DR-20ではどうなのでしょうか。

音質傾向

プレイヤーはもちろんDP-X1。20時間ほど鳴らした状態での評価です。

聴いた瞬間、低域がDZAT製品としては非常に強いものであることがわかります。DF-10が低域を捨てて中高域に本気を出していたのとは対照的な、分かりやすいドンシャリサウンドに仕上がっています。最初こそ低域の多さに違和感もありますが、聴いていると意外とバランスが取れていることに気付かされます。

残念なのは女性ボーカルの高域のノビがイマイチな所。総合力ではDF-10に軍配が上がります。が、屋外の騒音環境下で使うのであれば、低域の多いDR-20の方が良かったです。DF-10の線の細い音は屋外向きではないんですよね。

とりあえず、現状最上位のDR-10よりも、DF-10かDR-20を好みに応じて購入するのがよさそうです。DR-10はこの二つと比べてしまうと、残念ながらやや力不足です(価格に対しては十分頑張ってはいるんですけどね)。両方買ってもAliExpressなら4000円切りますし、海外通販に抵抗がない方にはそれもオススメです。

楽しく聞けるDR-20、優しく綺麗な鳴りのDF-10。どちらも完成度は高いです。DZATにはぜひともより高い価格帯のイヤホンにもチャレンジしてもらいたいですね。

今までのDZATイヤホンのレビューは下記からどうぞ。

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