VE MONKに端を発したともいえる最近の中華格安インナーイヤーイヤホンブーム(?)ですが、先日HCKより$6のインナーイヤー、「Qian25」が発売となりました。HCKより、Bosshifi B3のおまけとして頂いたのでレビューです。
これ、VE MONKと戦えますよ。
開封、外観
高級感はイマイチとはいえ、Qian25は缶ケースに入っています。VE MONKがただの袋であることを考えると頑張っていますね。ロゴは読めない。
カラーはブラック、ホワイト、ブルーの3種類。筐体はMONKでもおなじみのMX500系のもの。ブルーだと色味も合わさってMX500に似ていますね。色ムラなどはなく綺麗です。
フィルタ部のスリットの形状がVE MONKとはやや異なります。ロットの差かな、とも思えるほどのわずかな違いではありますが。
付属品はイヤーパッドのみ。穴あき、穴なしがそれぞれ赤と黒で1ペアづつ。
ブルーのみ、L字プラグが選べます。その他はストレートプラグ。ケーブルはVE MONKのものと比べるとやや細いものです。断線が怖いですが、値段も安いのでまぁ許容範囲ではないでしょうか。
さて、音質レビュー。環境はAURA DAC、またはnano iDSD。
正直期待していなかったのですが、これはかなりイケてます。解像感の高さはMONK系並です。
一言で言ってしまえば、やや地味なVE MONKplusといったところでしょうか。MONKがplusになり幾分か派手な音になったので、旧MONKが好きな方はQian25も気に入ると思います。それでいて旧MONKよりも広々と鳴るので、個人的には旧MONKより好きですし、plusとは棲み分けもできているように思えます。欠点を言うとすれば、やや低域が軽いことでしょうか。
どうしても現時点ではVE MONKに知名度では負けてしまってはいますが、MONKより先に知られていたらQian25が定番になっていたかも、と思わせてくれる実力の高さです。
それでいてMONKより実質ではちょっと安いのもポイントですね。MONKは$5に送料が掛かるのですが、Qian25は$5.99の送料無料。HCKはさらに$4.99まで値引きしてくれるので、約$5で送料無料といったところ。利益出るのかな…
店舗ページは以下より。