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Apple Watch series2を買ってみたら思ったより便利だったけども、この良さは実際に使わないと分からないという話

2016年12月8日

想像の2倍、いや5倍くらいは「使える」デバイスだった。
初代Apple watchの発売時より、散々「何に使うんだよwww」と馬鹿にしてきた(ごめんね)のですが、「使ってもいないデバイスを思い込みで評価するのは技術者の卵としてよろしくないな」と感じたので(建前)、Apple Watch series2 Nike+ 42mmモデルを購入してしまいました。Apple Careを追加で5万円弱でした。ちょっといい時計と考えれば、妥当なラインではあります。多分。
この手のウェアラブル端末って、実際に生活に組み込んで使ってみないと評価しようがないんですよね。

Apple Watch series2は「腕時計」になりうるか?

あくまでも腕時計であることは重要。僕は基本的に毎日腕時計をしているので、その代替にならなければアウトです。時間が知りたいときにバッテリーが切れていたり、液晶が見にくかったりしたらダメ。そこはあくまでストレスフリーである必要があります。

Apple Watch series2はその2点を克服しています。バッテリーの持ちは十分ですね。朝7時から夜22時頃まで使って、バッテリー残量は50%ほど。2日連続して使用できるほどではありませんが、朝出かけて夜帰るまでは間違いなく動き続けてくれます。

充電は意外と早く、またマグネットを裏に取り付けるだけなので楽。充電器がもっと安いと嬉しい。

また、ディスプレイはかなり明るいです。晴れた日でも視認性は良好。腕を上げると勝手にディスプレイがオンになるのですが、この精度もバッチリ。

Apple Watchは、少なくとも腕時計としての仕事はしっかり果たしてくれます。これは当然ですが大切なことですね。

通知が手元で見れるのは便利

通知を手元で「受ける」ことの便利さはMi Bandで感じていたのですが、その内容を確認したり、手元で色々操作することの便利さについては、正直懐疑的でした。わざわざ小さい画面と貧弱なUIでスマホを操作するくらいならポケットからスマホを取り出せよ、と思っていました。

しかしこれが使ってみると意外と便利。メール、LINE、Slack、Twitter等の通知の「内容」が手元で即確認できるのはかなりアツい。窮屈な満員電車の中、iPhoneが震えたのでわざわざポケットからiPhoneを取り出したらどうでもいいメルマガだったりする悲しみから開放されます。あれは本当に許されない。

また、iPhoneをモバイルバッテリーに繋いでバッグの中に入れていても、通知は手元で受け取れるのも便利ですね。生活がスマホに縛られなくなりつつある感があります。

iPhoneのミュージックアプリの操作ができるのも使ってみると◎。イヤホンもBluetoothのものを使うと、全くケーブルに縛られず、手元からサクッと操作、選曲ができます。スタイリッシュですね。未来ですね。

簡単にベルトが替えられてたのしい

ベルトが派手でカッコイイNike+モデルですが、スーツを着ていると滅茶苦茶に目立つので、Amazonで2000円弱のメタルバンドを購入しました。純正以外にもたくさんベルトが流通しているので、比較的安価に色々なデザインのものが買えるのは、スマートウォッチの中でもApple Watchだけではないでしょうか。付け替えも工具などなしに簡単にできます。

4万円の時計に2000円のベルトを組み合わせるのはなんかアレですが、想像以上に出来がよかったので良しとしておきましょう。

Apple Payが激アツ

なによりもコレです。腕時計だけで支払いが可能というのはかなりヤバイ。エモい

Suicaまたは、クレジットカードに紐付いたQuickPayiDが使用可能。Apple Watchは左腕なので改札は諦めましたが、コンビニなどの小売店でサクッと支払えるのは本当に便利。便利です。この感動と楽さを表現する言葉が浮かばない。
Suicaに至っては、エクスプレスカードに指定することによって、一切のボタン操作無しに支払いが可能です。もうただ腕をリーダにかざせばOK。QuickPay、iDの場合も、Apple Watchのサイドボタンを2回押すだけで立ち上がります。

この機能はiPhone 7でないiPhoneでも使用可能。iPhone 7を買わなくても、スタイリッシュに裏拳決済をキメることが可能。未来ですね。

ポケットから何も取り出さなくてもコンビニで買い物ができる、と言ってもイマイチ便利さが伝わらないかもしれませんが、これはつまり、「ポケットを空にしていても良い」ということ。ランニングなどする方にとってはとても便利ではないでしょうか?

まとめ

Apple Watchはseries2になってついに完成版となった感があります。ほぼ衝動買いでしたが、現状とても満足しています。今回紹介した他にも、5気圧防水になっていたり、Macに自動ログインする機能があったりと、面白くも実用的なデバイスになってきています。

要るか要らないかといえば、別に無理して買うほどのモノではないと思います。が、Appleのファングッズと揶揄された先代Apple Watchからは明らかに進化を遂げています。最初にも述べたように、「実際に生活に組み込まないとウェアラブルデバイスの評価はできない」と考えています。少しでも気になる、欲しいのであれば、思い切って買ってみても良いのでは?勧められるレベルの製品にはなっています。間違いなく。

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