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財布に入る厚さ2mmの紛失防止タグ「Tile Slim(2020)」レビュー

2020年1月18日

財布や鍵など、落とすと困るものに付けておくと便利な紛失防止タグ。紛失防止タグで全米シェアNo.1という「Tile」シリーズに2020年モデルが登場しました。

今回はシリーズの中で最薄の2mmという薄さを実現した「Tile Slim」を購入してみました。

Tileでできること

公式サイトはこちら。

あれ?どこ行った?を解決する「探しものトラッカーTile(タイル)」の日本公式サイトです。Tileは、195の国で利用されているスマートトラッカーです。
thetileapp.jp

スマホから探し物を音で探す

TileはスマートフォンとBluetoothで接続されており、アプリからTileを鳴らすことができます。家の中で鍵、財布、定期入れが見当たらない!という時に、Tileを付けておけば音で探しやすくなるというわけですね。

また、Alexa、GoogleHome、Siriからも鳴らすことが可能。

Tileからスマホを鳴らすことも

また、逆にTileのボタンを押すことでスマートフォンを鳴らすこともできます。スマホが見当たらない!時にも使えます。

落とした、置き忘れた時に本領発揮

しかし、本領を発揮するのはTileを付けたモノを落としたり、起き忘れたりした時。アプリは最後にTileとBluetooth接続されていた時の場所を覚えており、落とした、忘れた場所の検討が付きやすくなります。接続が切れた時に通知してくれよとも思いますが。

Tileを使用している人が近くを通ると、現在地がその人のスマートフォンを通して更新されるというのもすごいですね。

以前から気になっていた製品ではあったので、2020年版を購入してみました。

Tile Slimは3年間使える

Tile Slimはカード型でわずか2mmと薄く、財布などに入れておくのに適しています。失くしたら困るパスポートや社員証、パスケースなどに入れておくと安心ですね。

Tile Slimはバッテリー交換が不可となっていますが、3年間という長いバッテリーライフと、IPX7の防水性能があります。

Bluetoothの接続範囲は60m。Tile Slimを入れているモノを落とした時、60m以内に他のTileユーザーが通りかかる度に現在地が更新されるということですね。

Tileにはストラップホール付きのベーシックモデル「Tile Mate」もあります。鍵や鞄に付けておくならこちらの方が勝手が良さそうですね。Tile Mateはバッテリーライフ1年とSlimと比べ短いですが、ユーザー自身で電池交換が可能。

2mmはかなり薄い!

箱からしてかなり薄くできています。Amazonから異様に薄い段ボールで梱包されて届きました。

裏側から開封していきます。

「THE SEARCH IS OVER.」探し物は終わりだ。でしょうか。

「together we find.」

中身はシンプルにTile Slim本体と説明書のみ。アプリの説明が分かりやすいので特に取扱説明書を読まずとも使えると思います。

想像よりかなり薄いです。一般的なプラスチックのカードを2枚重ねた厚さ+αくらいでしょうか。普段使用している財布のクレジットカード用ポケットに収まってくれました。この中にスピーカーやBluetoothモジュールが入っているのだから驚きです。

転ばぬ先の杖として

設定を完了すると、アプリやスマートスピーカーからTileを鳴らすことができるようになります。また、定期的にTileと通信し、接続が途切れた際にその場所を記録します。iPhone XRで使用していますが、特にバッテリーの消費が増えたということはありませんでした。

「探す」をタップすることで、Tileが接続圏内にある場合Tileから音が出ます。スマートスピーカー、例えばAlexaであれば、「タイルで◯◯(登録名)を鳴らして」でOK。Tileから鳴るメロディーは複数のものから選択可能。Tile Slimの薄さからするとなかなか驚きの大きさの音が鳴ります。Tile Slimを入れた財布をさらに鞄の中に入れた状態でもはっきりと聞き取れるため、自宅内でモノを探す用途には十分。

また、「Tile」のロゴの部分がボタンになっており、ここを二度押しすることで接続されているスマートフォンを鳴らすことができます。マナーモードでも大丈夫。

Tile Slimは3500円程度とやや高めですが3年間使用可能。紛失防止タグにはAppleの参入も噂されており、これから競争が進んでもっと安価になると嬉しいですね。

財布やカードケースなど、落とした時にとても困るものにもしもの時の備えとして、また家でよく行方不明になるものを探すため、利用してみてはいかがでしょうか。

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