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160gの軽量ゲーミングヘッドセット「EKSA Air Joy Pro」レビュー

160gの軽量ゲーミングヘッドセット「EKSA Air Joy Pro」レビュー

2020年9月8日

OneOdio様より、ゲーミングヘッドセットEKSA Air Joy Proをレビュー用に提供頂いています。

Air Joy Proは実売3000円程度と安価な製品です。この価格帯には他にも多くの中国系メーカーのゲーミングヘッドセットがありますが、このAir Joy Proはその中でも非常に軽い部類に入ります。僅か160g。長時間のゲームプレイはもちろん、Web会議等にも使えそうです。

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開封・外観

実売3000円前後と安価な製品ですが、思ったよりもしっかりした外箱です。「Pro」と記載がありますが、「Pro」でない「Air Joy」は多分ないと思う。

箱側面にはコナミコマンド。

裏側にはスペック、付属品等の記載。

さて本体を見ていきます。ほぼオールプラスチック製ですね。正直質感のチープさは拭えませんが、これ3000円ですからね。ヘッドバンド部などもかなり細めに作られており、とても軽いです。

付属品は取り扱い説明書、ポーチ、ケーブルが3本。

USB-C – USB-Aケーブル。PCやPS4にデジタル接続する際のケーブルです。USB-CがAir Joy Pro側ですね。

USB-C – 3.5mmマイク付きステレオミニケーブル。上記USBケーブルで接続できない場合に使用するケーブルです。

3.5mmステレオミニ分岐ケーブル。これ何に使うんだ……?

機能

マイクブームは着脱可能となっています。細く頼りなさげではありますが、自在に曲げられます。音質はそこそこ。徹底的に軽量化しようという執念。

USBデジタル接続時はハウジング外側にあるスリットが赤く光ります。ゲーミングだし光るのは別におかしくない……ですが、これ自分からは見えないし無駄なような。

コネクタやボタン類は左ハウジングに集中しています。下手に両側にあるとケーブルが両側から出て使いにくいのでこれは良いですね。

奥から、マイクブーム接続コネクタ、USB-Cコネクタ、ボリュームダイアル、マイクミュートボタンとなります。マイクミュートボタンってめっちゃ便利ですよね。ボリュームダイアルは単純なアナログ式のもので、USBを介してPCやゲーム機側の音量を操作できるようなものではありません。

ヘッドバンドを伸ばすと、内部の赤いプラパーツが覗きます。ちょっとしたアクセントですね。最大に伸ばすと、頭の大きい筆者でも装着できました。

付属のUSB-C – USB-Aケーブルを使って、スマートフォンとデジタル接続できるか試してみました。まずはAndroidであるMi Note 10 Lite。変換コネクタを挟むことでUSBオーディオデバイスとして認識しました。

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次はiPhone XS。こちらもLightning用OTGコネクタを挟むことで認識。普通に使えました。USB接続なのでAir Joy Proが光ります。やったね。

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使用感

PCとUSBで接続し、APEX Legendsをプレイしてみました。

全体的に音は中高域寄りで足音などのゲーム中の細かい音を聞き取りやすいようになっています。ゲーミングヘッドセットとして普通に使えると思います。

低域の量感は少ないですが、聞こえないというわけではありません。音楽鑑賞向けではないですね。

側圧は弱めで、イヤーパッドは分厚くはないですが柔らかく、何より本体が軽いために長時間の装着は苦になりません。ただし、イヤーパッドは合皮やビニール張りではなく布そのままなので、人によっては蒸れが気になるかもしれません。

マイクもそれほど悪くないと思います。Amazonのレビューにはいくつかマイク音質を酷評するものがありますが、手元の環境で録音してみた分には特段悪いということもありませんでした。これは個体差があるのかもしれません。

極小さく「ピー」というノイズが常に乗るのが気になりましたが、これは各ボイスチャットツールに搭載されているノイズ低減処理で綺麗に消えるようなレベルです。

まとめ

安価ですが特にこれといった欠点はなく、普通に使えます。軽いのは正義ですね。

全体的にチープさをどうしても感じてしまいますが、3000円であれば文句は言えないですね。ただ、今後デザイン面を改良することがあれば、ハウジング側面の爪痕のようなデザインはやめた方がいいような。これが絶妙にダサい。これさえなければ落ち着いたデザインで、自宅でのゲーミングだけでなく、出先やオフィスでのWeb会議などに使いやすいように思います。光るけど。

とりあえずゲーミングヘッドセットのお試しとして、子供用として、等、手の出しやすい価格で悪くない選択だと思います。