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【レビュー】骨伝導BluetoothイヤホンAfterShokz OPENMOVEを購入しました

2021年1月22日

ずっと気になっていたものの、買わずにいた骨伝導イヤホンのAfterShokz OPENMOVEを購入しました。

OPENMOVEの特徴

OPENMOVEは骨伝導Bluetoothイヤホンとなります。スピーカーユニットはこめかみあたりに密着し、一切耳を塞ぎません。外からの音を遮断しないため話しかけられても対応できますし、屋外でのランニングなど、周囲に気を付けなければならない場面でも使えます。最近はWeb会議で長時間イヤホンをすることによって外耳炎等の耳のトラブルに悩まされる人も増えているようで、耳への負担がない骨伝導イヤホンが見直されているようですね。

上位モデルAEROPEXとの比較

AfterShokzの骨伝導イヤホンの最上位モデルであるAEROPEXとの主な差は以下となります。

  • 価格
    • AEROPEXは実売18000円程度、OPENMOVEは8000円程度と、2倍以上の差があります。
  • 重さ
    • AEROPEXは26g、OPENMOVEは29gとなります。気になる差では無いかも。
  • 防水・防塵性能
    • AEROPEXはIP67、OPENMOVEはIP55。水に沈める可能性があればAEROPEXを選ぶ必要あり。
  • バッテリーライフ
    • AEROPEXは8時間。OPENMOVEは6時間。
  • 充電端子
    • AEROPEXはマグネット式独自端子。OPENMOVEはUSB-C(キャップあり)。

以前聴き比べたことがありますが、音質に特筆するような差はありません。

フォトレビュー

購入したのはアルパインホワイト。長らくスレートグレーとの二色展開でしたが、先日新色のエレベーションブルー、ヒマラヤンピンクが追加されました。
アルパインホワイトは落ち着いたつや消しのホワイトカラーとなります。

バンド部分は柔軟性のある素材でできています。比較的頭の大きい筆者でも快適に装着できているので、サイズを気にする必要はなさそうです。

スピーカー部の先端にはマグネットが内蔵されており、使用していない際はくっつきます。メリットはよく分からないですが、形が崩れないので、未使用時にどこかに引っ掛けておくとかには良いのかも。
左スピーカーユニットのグレーパーツの先端部分がボタンとなっています。再生停止、長押しでスマートフォンの音声アシスタントを呼び出すボタンとなります。

本体右側のユニットには2つのボタンがあります。電源のオンオフ、音量調節等に使用するボタンとなります。小さいボタンが並んでいるので、やや操作しにくいです。左右のユニットに一つずつボタンがある方が良かった。

カバーを外すと充電用のUSB-C端子があります。上位モデルのAEROPEXはマグネット方式の独自端子となっています。USB-Cで統一する便利さを取るか、マグネットの楽さを取るか。
USB-C端子の左隣に見えるのは電源オン時に光るランプです。


柔らかな色合いのPixel 4a Barely Blueとよくマッチするデザインです。

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良いところ

音楽鑑賞には物足りない音質ではありますが、通話、Web会議、ラジオ、ポッドキャストなど、人の声がメインとなるコンテンツではかなり聞き取りやすいです。マイクの感度も良好で、相手に声が伝わらないということもありませんでした。
圧迫感は強くなく、着け心地はとても快適。耳にしっかり引っかかるため、歩いたり、走ったりしてもズレません。メガネやマスクとも干渉しないようにうまくデザインされています。
意外と良かったのがシャワーや風呂での利用。IP55の防塵・防水性能があるため、着けたままシャワーを浴びても問題なし。一般的なイヤホンはスピーカーの開口部に水が入ってしまうと、音が篭った状態となってしまうのですが、開口部のないOpenMoveはどれだけ濡れていてもしっかりと音が聞こえてきます。防水のスマートフォンと合わせて風呂でのYouTube視聴が捗ります。

気になるところ

本体が後頭部を通るため、寝転がったり、ヘッドレスト付きの椅子や、新幹線、飛行機の座席に座る際は干渉してしまいます。まあ飛行機で骨伝導使うなよという感じですが。
装着感が良いので一日中着けっぱなしにしたくなりますが、バッテリーの持ちは6時間となります。上位モデルのAEROPEXは8時間のバッテリーライフとなるため、少しでも長く使いたいのであればこちらを選ぶのも手でしょう。
当然ですが遮音性は一切なし。屋外での使用は時と場所を考える必要があります。

まとめ

非常に気に入りました。自宅ではほぼ付けっぱなしでいます。耳が塞がらないので、自分にだけ聞こえるスピーカーのような感覚です。音楽鑑賞には向かない音質ですが、ポッドキャストやラジオを仕事中聞き流す用途であれば快適な装着感も相まって最高です。
AfterShokzの骨伝導イヤホンが非常に人気があるのも頷けます。他のイヤホンとの棲み分けもできますし、気になるならとりあえず買ってみても損の無い製品だと思います。オススメです。

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