半年程前、SONY製Bluetoothレシーバー、「MW1」を購入しました。同じくSONY製、「MW600」と悩んだ挙句の購入。決め手は、MW1には物理キーが装備されていることでした。僕は、iPhoneとウォークマンにマルチペアリングし、iPhoneで通話を受け、ウォークマンで音楽を聴く、という使い方をしたかったのですが、結論、今は全く使っていません。快適とは程遠かった。
iPhoneでの音量調節は使いづらいし、マルチペアリング時はノイズまみれで音楽聴くのに耐えないし、SONY製のウォークマンでは接続エラー頻発。使い物にならん。
一応言っておくと、MW1の動作対象機種はAndroidスマートフォンなんです。iPhone、ウォークマンで不満があっても、まぁ仕方が無いともいえました。(ウォークマンくらいどうにかしろとは思いますが)
ならば、と、NEXUS7で使おうとしましたが、曲名が表示されない。あーあ。
耳障りなビープ音、誤爆しやすいボタン配置。使い込むほど苛立つ。
付属品。イヤホンは平たいきし麺ケーブル。設計者を張り倒したくなるほど、タッチノイズを拾います。ガサガサゴソゴソ煩わしい。謎のオサレなmicroSDカードリーダー。550mAhの低出力で他に使い回しの効かないmicroBUSB充電器。正直に言おう、全部要らないから本体だけで安く売ってくれ。
使わなくなりました。
しばらく放置して、先日、ふと使ってみようと思い、一度アンインストールしたMW1用の管理アプリをGooglePlayからインストールしようとすると、「お使いの端末には対応していないバージョンです」。
天下のNEXUS7ともある存在が、アップデートで弾かれていたとは…
怒りを抑えて野良apkを探し、無事インストール。なんでこんな3流メーカーの製品使うようなことしなきゃならんのか。
すると、MW1にファームウェアアップデートがある模様。バージョン0.1.E.1.5。淡い望みを託してアップデート。
多少UIの雰囲気が変わりました。ペアリング解除の項目とかなかった気がする。気のせいかなぁ…
とりあえずiPhoneとペアリング。MW1、さすがのBluetoothとは思えぬ高音質。憎いなぁ。
音量調節の使いにくさは相変わらずでした。最低音量でもちょっと大きすぎるし、曲送り時に勝手に音量が下がる謎のバグも健在。あぁ…使えない子……
しかし、Skype、LINEの通話は全く問題なく使えます。これは大きい。
<追記>個人的に押している通話アプリ、「Viber」でも使えました。
続いては「ウォークマン A866」。本体ファームウェアは1.01。接続エラー頻発と、音量調節がうまくいかないのが主な残念な点でした。
これは見事に改善。ウォークマン側から音量調節してもMW1側にボリュームバーが表示されるし、接続の安定感も実用レベルに十分に達していました。
相変わらず音質は無線と思えないほど良いので、これは使える。やればできる子なのかも…?
お次はPlayStationVita。最近買ったものなので、旧ファームウェアでの検証はしていません。
Vitaでの使用には特に問題はありませんでした。音の遅延もほとんどありません。ただ一つ、Skypeなどでマイク機能がうまく働かないのは残念。
最後に、NEXUS7。音量調節、本体と同期せず。Skype、LINEによる通話も使えない。BTmonoなど、できることは尽くしてみましたが、どうもマイクが使えませんでした。そもそもNEXUS7にアプリが対応してないくらいだもんね、仕方ないね。
ひたすらイライラしただけで終わりました。プライド見せろよSONYさんよ。
友達とSkype、LINE通話する時にでもiPhoneで使いますよ。
僕は「MW600」を勧めます。
でも一つだけ。
MW1、とにかく音がいい。癖だらけの本機ですが、Androidスマートフォンでの運用なら、僕の知らない高い能力を持ってるのかもしれません。たぶん無いと思うけど。
通話はせず、ひたすらBluetoothでいい音で音楽が聴きたい、というのならば選択肢に入ると思います。本体ファームウェアの更新にはAndroid端末が必須です。「LiveWareマネージャ」が手元のAndroid端末に対応しているか確認が必要。
<追記>iPhone5で使えないという報告がちらほら。iPhone5を持っていないので検証しようがありませんが、注意ですね。
説明書、連携アプリの説明も非常にアバウト。ソフトウェア、ハードウェア両方に強い癖を持つこの製品。玄人志向のパッケージに入っていたら、僕は文句を言わなかったでしょうね。