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【レビュー】上質なボディに必要な機能を詰め込み、価格は抑えたニュースタンダード。Google Pixel 5

【レビュー】上質なボディに必要な機能を詰め込み、価格は抑えたニュースタンダード。Google Pixel 5

2021年2月18日
スマートフォン

先日Pixel 4aを購入したばかり、なのですが。
Pixelシリーズの使い心地がかなり良かったため、4aに特に不満はないのですが上位モデルのPixel 5に買い替えてしまいました。

8月の発売から4ヶ月、Pixel 4aに追加された新カラーの「Barely Blue」を購入しました。Google純正でFelica対応、ちょうどいいスペックと…
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Pixel 4aとの差異

Pixel 5は3Gマイグレキャンペーンで格安でキャリアから販売されたせいなのか、未使用中古相場が下がってきており、フリマアプリでSIMロック解除済のau版新品を6万円以下で購入できました。au、SoftBankよりキャリア版が販売されていますが、SIMロック解除を行ってしまえば、Google Storeで販売されているSIMフリーモデルと特に差異はありません。
廉価モデルであるPixel 4aとの主な差は以下。

モデル名Pixel 5Pixel 4a
SoCSnapDragon 765GSnapDragon 730G
RAM8GB LPDDR4X6GB LPDDR4X
重量151g143g
通信方式5G + 4G4G
カメラ構成超広角 + 広角広角
リフレッシュレート90Hz60Hz
カバーガラスゴリラガラス6ゴリラガラス3
バッテリー容量4080mAh3140mAh
ワイヤレス充電対応非対応
防水IP68非対応
イヤホンジャック非対応対応

SoCのSnapDragon 765Gはミドルレンジモデルであり、Pixel 4aに搭載されているSnapDragon 730Gよりは上位ですが、処理能力に大きな差はありません。前モデルであるPixel 4に処理能力の面では劣ります。代わりに価格は74800円と、フラッグシップモデルとしては安価です。5G対応、高リフレッシュレート、ワイヤレス充電、防水と、SoC以外はフラッグシップらしい全部盛りの多機能機となります。
特に、Pixel 4a比で約1.3倍となる4000mAh越えのバッテリーを搭載しながらも、151gと軽量に仕上げてきたのが素晴らしいです。

ディスプレイのリフレッシュレートが90Hzになったことで、操作の体感速度が上昇しています。60Hzで十分と言われればそれまでですが、スクロールやアニメーションのヌルヌル感はクセになりますね。90Hz駆動でバッテリーの消費は増えているはずですが、4000mAh超えの大きいバッテリーのお陰で、むしろバッテリー持ちは良いと感じます。

フォトレビュー


購入したのは落ち着いたグリーンカラーのSorta Sage。アルミニウムボディと表面のさらりとした仕上げは高級感があります。案外滑りにくいので、ガラスフィルムのみ貼ってケースなしで運用しています。
Pixel系に見られる、電源ボタンがボリュームキーの上部にある配置は意外と珍しい気がします。

継ぎ目のないアルミニウムユニボディ、と思いきや実はワイヤレス充電用に一部はプラスチック製?だとか。アンテナラインはなく、綺麗なデザインです。
落ち着いたデザインの中にワンポイントのGマークが映えます。左側面にはSIMスロットがあります。Pixel 4aと同じく、物理SIMカードは1枚のみ、microSDは非対応となっています。

安かったので以下のガラスフィルムを購入したのですが、微妙に上下方向のサイズが足りておらずイマイチでした。

【2枚入り】Google Pixel 5 ガラスフィルム 液晶保護フィルム 業界最高の硬度9H、高い光透過率、指紋防止、防油汚れ、飛散防止、気泡防止 Google Pixel 5 強化ガラスフィルム
Ramparsd

やっぱり少々高くてもSpigenが良いかも。


iPhone Xsと並べてみました。iPhone Xsには極薄ケースであるFrost Airを装着しているため、わずかに大きくなっていますが、持った時のサイズ感はほぼ同じ。個人的にはこのくらいのサイズがギリギリ片手で操作できるライン。

背面には指紋センサー、カメラユニットがあります。Pixel 4aと同等の広角レンズに加え、超広角レンズを装備しています。指紋認証は精度、速度ともに申し分なし。中華スマホによくある、インカメラを用いた簡易的な顔認証には非対応となります。あれ便利ですけどセキュリティ的には最悪ですからね。

写真作例

梅が咲き出した湯島天神で軽く撮影してきたので紹介します。

まずはPixel 4aと同等の広角カメラの作例。写真としては平凡ですが、オートフォーカス性能の優秀さを感じた一枚です。被写体のピントを合わせたい部分をタップすると自動で追尾する機能が便利(SONYカメラでいうところのリアルタイムトラッキングAFでしょうか)で、このように風に揺れる小枝と梅の花を簡単に捉えることができました。ポートレートモードを利用することで、背景に大きなボケを作り出しています。

同様に広角レンズ。これもつまらない写真ですが、あえてごちゃごちゃしたものを選んでみました。岩や木の幹の表面をノイズを抑えて綺麗に捉えています。
四隅の解像度はやや甘いですね。枝の先端や、右上の電信柱を見ると、パープルフリンジが出てしまっていることが分かります。まあこれスマホのカメラですからね。普段使っているフルサイズ一眼のレンズと比べちゃいけません。あいつらレンズだけでPixel 5より高いし。

超広角レンズ。フルサイズ換算で16mm相当だそうです。iPhoneの13mmと比べるとだいぶ狭いですね。うまく歪みは補正されており、iPhoneの13mmまでとは行かずとも、迫力のある写真を撮るのに使えると思います。
画質は広角レンズに比べるとややノイジー。広角と超広角で色味の違いが気になるということは特になし。

超広角レンズがあると建物や風景を撮影するのに役立ちます。これは湯島天神ですが、暗い本殿の中まで写しとっているのは驚き。

超広角は縦で使っても面白いですね。Pixel 5を上下逆さまにして地面に置いて撮影。

超広角レンズに直接日光を入れてみました。レンズフレア、ゴーストが発生します。これは広角レンズでも同じ傾向。

これはPixel 4aの広角レンズでの作例ですが、強い光を入れるとはっきりとゴーストが出ます。左側にある電柱の右側に、青信号のような丸い光が写り込んでいるのが分かると思います。これはかなり意地悪な撮り方をしているので、それほど普段から気にするものではないですが、逆光での撮影の際は頭に入れておくと良いかと思います。

これもPixel 4aの広角レンズでの作例です。これまでの作例と同じく撮影場所は湯島天神ですが、撮影日時は異なるので条件は違います。
中央左上から右下に斜めに帯状のフレアが入っているのが分かるでしょうか。Pixel 5では今のところ遭遇していませんが、Pixel 4aではこのようなフレアが逆光条件下でなくとも入ってしまうことがありました。Pixel 5と4aの広角レンズは同一のスペックのため、5でも起こる可能性があります。(ソフトウェア処理のバグ、4aの初期不良、またはその時装着していたクリアケースが原因かもしれません)

4aで発生したド派手なフレアをもう一枚。写真として使い物にならないレベルの強烈なフレア。時間帯からすると逆光どころか順光です。5では今のところ発生していないので、発生条件はよく分かりません。

ポートレートモードの背景ぼかし処理は超優秀。食べ物を撮るのが楽しいカメラです。
総じてカメラに関しては非常に満足しています。超広角レンズがあると遊び方がグッと増えて楽しいですね。

イマイチなところ

やはりSoCの性能が前代のPixel 4に劣ることを気にされる方が多いと思います。結論から言ってしまうと、「確かに性能は下がるが、普段使いで影響を感じる場面はほぼない」のですが、どうしてもGPU性能に関しては大きな開きがあるため、処理の重いゲームを遊ぶのには向きません。
GoogleのリリースするPixelのフラッグシップモデルなのに、質実剛健すぎて面白いところがないのもある意味残念。Pixel 4にあったSoliレーダーも顔認証センサーも望遠レンズも廃止してくるとは。

また、画面内に埋め込まれている通話用スピーカーの音質がイマイチ。外からスピーカーのスリットが見えないため、見た目は良く、防水面でも有利なのでしょうが、ややこもったような音がします。通話に支障が出ることはないですが、ここは4aの方が良かった。

まとめ。コストの掛け方が非常に上手いスマートフォンだ

今やApple A14やSnapDragon 8XX系を始めとした、スマートフォン向けハイエンドSoCは「無駄に高性能」といった領域まで来てしまっています。事務作業を行うPCにIntel Core i9や Ryzen 9は載せませんよね。(いやまあ載せても良いなら載せるけども)スマートフォンでゲームや動画編集といった高負荷作業を行うならまだしも、防水やワイヤレス充電といった付加機能のために、ハイエンドモデルを買うのはもったいない。
Pixel 5は、5G対応、超広角レンズ、高リフレッシュレートディスプレイ、防水、ワイヤレス充電と、機能面は他社ハイエンド、ハイエンドスマートフォンに劣らない全部盛りでありながら、SoCをミドルレンジに抑えることで74800円と大きく価格を抑えています。これはiPhone 12系で最安である、iPhone 12 mini 64GBの82280円を下回っています。
4〜5万円のミドルレンジでは不満が出るが、10万円超えのハイエンドを買うまでもない、といったユーザーに刺さる、ちょうどいいミドルハイレンジのスマートフォンに仕上がっています。Pixel 5、かなりオススメです。

8月の発売から4ヶ月、Pixel 4aに追加された新カラーの「Barely Blue」を購入しました。Google純正でFelica対応、ちょうどいいスペックと…
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