君の名は。
GearBest様より、中国iSKのヘッドフォン、HD9999をレビュー用に頂いています。
繰り返します、iSK HD9999です。いやAKGのK271MK2だろどう見ても
iSK、聞きなれないメーカーではありますが、どうやら某メーカー(AKGかな?)のOEM元らしく、自身でもヘッドフォンを開発、販売しているとのこと。
大丈夫かこれ、という感じですが、国内でも代理店がついており、eイヤホンなどでも購入できる模様。
色々と面白すぎるHD9999のレビューです。
開封、外観
DHLででっかい箱が届いたと思ったら中身もでっかい箱。狭い机ではうまく写真に収まりませんでした。
読めない。が50mmドライバを使用していることはかろうじて分かります。あとはなんですかね、「強い」とかですかね。
説明書には英語表記がありました。スペックはこの様な感じ。
中身もデカイ。本体がすっぽりと余裕で収まるサイズのケース。かなりしっかりしています。
さて、メインのヘッドフォンです。右側はSONYのMDR-1RMK2。HD9999が大柄であることが伝わると思います。モニタリングヘッドフォンを謳うだけあり、完全に屋内用といった感じ。イヤーパッドも贅沢な厚み。
製品としての完成度はなかなかしっかりとしたもの。
それにしても9999ってすごいですね。最強感がひしひしと伝わってきます。ゼンハイザーですら800が最高なので、ざっと12.4倍はすごいということになります。
右側のハウジングにminiXLRコネクタがあり、リケーブルが可能。3.5mm等よりしっかり接続されるので安心感があります。
ちなみに、ケーブルは1.5mのカールコードと3mのストレートコードが付属。どちらもミニプラグですが、標準サイズへの変換プラグも付属。
ヘッドバンド外側には大きなiSKロゴ。シンプルで悪目立ちしない、悪くないロゴだと思います。
ヘッドバンドはそこそこ柔軟性があり、柔らかく厚みのあるイヤーパッドと合わせて装着感は上々。
イヤーパッドは薄手のものも付属。付け替えは簡単です。僕は厚い方が好きですね。
なんだこれ。
あっ
肩から下げて持ち運べますね。ポータブルオーディオです。
音質傾向、総評
何が困るってこれ音良いんですよね。
環境はPCから、nano iDSDに直差し。
モニタリング系ヘッドフォンでは、オーディオテクニカの名機ATH-M50を所有しているのですが、比較的これに近しい傾向です。しっかり「モニタリングな」音が出ています・中高域の分離感は見事。解像感はM50に劣りますが、M50はそれが高すぎる故に聴いていて疲れるので、このくらいが良いのかな?とも思います。
やや低音は少なめですが、中高域の主張が激しいわけではないので、バランスそのものは良い。普段、ドンシャリなMDR-1RMK2を使っているので少なく感じるのかもしれません。
アンプパワーはそこそこ要求されます。いくら32Ωと低めのインピーダンスとは言えど、50mmドライバです。iPhoneなど非力なプレイヤーでは貧相な音が出ます。安いヘッドフォンとはいえ、しっかり鳴らすには安くてもアンプが欲しいですね。この点初心者はとっつきにくいかもしれません。オーディオファンが面白半分で買ってみるのには非常に良い感じです。
前述したように実は日本でも販売されているのですが、12000円ほどとそれなりの値がついています。今回提供いただいたGearBestでは$75程度で購入が可能です。色々許せるのなら、なかなか良いヘッドフォンであると思います。