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ThinkPad T460sにWindows 10とLinux Mintデュアルブート環境を構築したので覚え書き

ThinkPad T460sにWindows 10とLinux Mintデュアルブート環境を構築したので覚え書き

2017年2月3日

なんとなくディープラーニングを学びたい気持ちになった*1ので、Python扱うならLinuxだろ!という軽い気分で、先日購入したThinkPad T460sにWindows 10とLinux Mintのデュアルブート環境を構築。特にトラブルもなくアッサリできたのだが、設定やインストールしたソフトやらを忘れそうなので覚え書き。正直Windows 10使わないんだけど

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デュアルブート環境構築

www.iandprogram.net

この記事のubuntuの部分をLinux Mintに読み替えれば全く同じようにできる。知らないとハマりそうなポイントは、USBインストールディスクに用いるUSBメモリ(もちろんSDカード等でも可)をFAT32でフォーマットする必要があるところだろうか。
僕はLinux Mint 18.1 Cinnamonをインストールした。なんでubuntuじゃないかというと、ubuntuのデスクトップ環境であるUnityがイマイチ肌に合わないからである。ただそれだけ。ただ、これは後で気づいたのだが、現在のLinux Mint 18.1はDPI変更が不可能なようで*2、T460sの14インチFHDディスプレイではパネルのアイコン類がかなり小さくなってしまった。文字はフォントサイズを変えればいいので、どうとでもなるのだが。ubuntuでは拡大表示ができるハズなので、モバイルノート等のPPIの高い端末にLinux Mintをインストールする際はubuntuの方がいいかもしれない。

T460sにはRAMを20GB積んでいるので、スワップは無くてもいい気がしたが、一応4GB渡しておいた。(精神衛生上ね)SSDは75GBを割り当てた。後から増やすのは面倒なので、どうせなら多めに渡しておいたほうが後で泣かずに済む。

sudo apt-get update
sudo apt-get -y upgrade
sudo apt-get -y dist-upgrade
LANG=C xdg-usesr-dirs-gtk-update

OSのインストールが終わったら、端末を開いて上のコマンドを実行しておく。もろもろアップデートされ、ディレクトリ名が英語になるはず。

設定

IMEのトグルを左右のAltキーで行う

US配列キーボードを使っているので、IMEの切り替えがCtrl+Spaceになってしまい少々面倒。Mac風に、左Altを空打ちでIMEオフ、右Alt空打ちでIMEオンになるように設定しておく。

f:id:okakennn:20170203025556p:plain

Mozcの設定を開き、「拡張オプションの表示」にチェックを入れ、「入力メソッドをオンに」「入力メソッドをオフに」をそれぞれ上の画像のように設定すればOK。ubuntuの場合、Alt空打ちでUnityメニューが表示される(確か)なので、まずその機能を殺す必要があるらしい。大変そう。
ついでに、T460sはPrintScreenが押し間違えやすい位置にあるので、これをキーボードのショートカットの設定で無効にしておいた。

タッチパッドの設定

f:id:okakennn:20170203030326p:plain

できるだけ「MacBookっぽく」使うために、タッチパッドの設定も弄っておく。「タッチパッドをタップでクリック」「2本指クリックの動作:右クリック」「Reverse scrolling direction」が個人的に必須。加速度もちょっとだけ速くしておくとMacっぽい。

後はテーマ、フォント、ログイン画面を好きなように弄ればとりあえずOK。壁紙は夏川椎菜さん。己に正直に生きよう。

ソフト

Anaconda

ディープラーニングの学習を進めるために、Python3.x系といろいろライブラリ欲しかったのでAnacondaでまとめて突っ込む。恥ずかしながら初めてPython触ったんですが、コレ強力ですね。
Download Anaconda Now! | Continuum

Chrome

ブラウザはなんだかんだでChrome。Googleアカウントでログインするだけで、いつでもどこでも普段と変わらぬChromeがすぐ現れるのはやめられない。
https://www.google.co.jp/chrome/browser/desktop/

Slack

Slackなしでは生きていけない身体なので。知らぬ間にLinux向けアプリが出てた。

https://slack.com/

Sublime Text

Atomに浮気するマンもちらほら見かけるが、僕はやっぱりSublime Text。Python書くのに良さそうなプラグインをいくつか入れてみた。フォントも適当に好みで変更しておく。

https://www.sublimetext.com/

メインの環境というわけでもないので、とりあえずインストールしたのはこれくらい。後はGoogleドライブさえあれば完璧だが、まだLinux向けにはない。ざんねん。コードを書きながら音楽を聞かないと辛くなる体質だが、音楽はGoogle Play MusicでメインマシンのiTunesのライブラリに入っている曲をブラウザから聴けるので、まったく不便はない。プログラミングや開発以外のことはもう大抵ブラウザだけで(Chromeだけで)完結してしまうのだなぁと思った。

Linux Mintはいいぞ

Linux MintはこれまでもVMware Playerによる仮想で時々使ってきたこともあり、アッサリ馴染めた。UIも比較的Windowsのものに近いので、Windowsからの移行にはLinux Mintはオススメできる。ubuntuはUnityが馴染むかが問題。
そして、なによりも無駄にメモリを食わないのがGood。OS起動、アドオンモリモリのChrome、何気にメモリを食うことでお馴染みのSlackを立ち上げた状態で、使用しているメモリは3GBを切る。まだ16GB近くメモリが余っているので、精神衛生上とても良い。みんなもメモリモリモリのThinkPadを買おう。

ちなみにディープラーニングを勉強するのに買った書籍は定番のコレ。まだちょっとしか読んでいないが、読みやすく、おもしろい。

ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装
斎藤 康毅
オライリージャパン
売り上げランキング: 62

*1:よくあるよね

*2:もしできるなら教えてください