最近家族が新MacBook Airを購入したので、セットアップを手伝っていたのですが、まっさらなMacOSって案外使いにくいですね。Macを使い出して6年ほどですが、個人的に便利なソフトをまとめてみたので、ちょっとした不便の解決になれば幸いです。
筆者はメインPCとしてiMac 5K 2017、仕事でMacBook Air 2018を使用しています。
MacOSはフリーソフトは少ないですが、優秀な有料ソフトが揃っている印象。買ってからも金が掛かるOSです。
もくじ
定番編
定番。有名所ばかりなので、説明は簡単に。
Karabiner-Elements
フリーソフト。
キーボード周りのユーティリティ。いろいろ機能はありますが、「左右Commandキーを英数・カナキーに割り当てる」「外部キーボード接続時に本体キーボードを無効化する」設定のみ有効にしています。前者はUSキーボードを使う際に必須。本体キーボードの無効化は、MacBookにHHKBを載せる、いわゆる「尊師スタイル」の際に本体キーボードによる誤爆を防ぐために有効にしています。
Magnet
有料ソフト。
Windowsで、アプリケーションウインドウをドラッグしてディスプレイ端に持っていくと、ウインドウが自動でリサイズされますよね。アレをMacOSで実現するためだけのソフトです。これがOS標準にないのは、Windowsからの乗り換え組には辛い。
Alfred
フリーソフト。有料プラグインあり。
ホットキーを押すことで、ランチャが開きます。自分はアプリケーションの起動を全てAlfredから行い、Dockには何も置かないようにしています。カーソルを起動したいアプリに持っていくより、キーボードでアプリ名を打った方が早いですし、Dockには現在起動しているアプリしか表示されなくなるため、頭で考えることが減ります。
アプリの起動以外にも、ファイル検索やWeb検索も行えるため、個人的に非常に使用頻度が高いです。
AppStoreからインストールすることも可能ですが、かなり古いバージョンで更新が止まっているため、公式サイトからダウンロード必須。
iStat Menus
有料ソフト。
CPU、GPU、メモリやネットワーク帯域などをメニューバーに表示しておけます。別にそんなもの気にならないと言われればそこまでですが。個人的にはかなり好きなアプリです。1500円程度とそこそこのお値段なので、時折行われるセールでFamily Packを購入するのがよいです。
IINA
フリーソフト。
動画再生ソフト。VLCより動画再生時のCPU負荷がかなり小さいように思います。UIは日本語対応で分かりやすくシンプル。VLCと同様に大抵のファイルは再生できます。
痒いところに手が届くユーティリティ
Clipy
フリーソフト。
ホットキー(自分は左Ctrl2連打にしています)を押すと、クリップボードの履歴が表示されます。似たアプリはWindowsにもありますが、自分はこれがないと仕事ができないレベルになっています。
Yoink
有料ソフト。
これがないと仕事ができないアプリその2。項目をドラッグした際、一時的なファイル置き場が現れます。トラックパッドでの長距離のドラッグ&ドロップは少々やり辛いのですが、それが一気に改善されます。980円の価値あり。
Unlox
有料ソフト。(厳密にはiOSアプリ)
Macを自動でロックするアプリ。iPhone側のアプリと連携しており、iPhoneが一定以上離れると自動でMacがロックされます。iPhoneを持って不意にデスクを離れた際に自動でロックされるので安全。iPhone側からMacをロック解除する機能もありますが、こっちはあまり使い道が見つからないですね。 解除はApple Watchに任せるのがよいです。
Krisp
サブスクリプション。
マイクのノイズを削除するアプリ。最近Discordに組み込まれたことで知ったのですが、これは凄いです。SkypeやZoomなどで通話する際、マイクに入ってしまうタイピング音や、椅子の軋む音などを綺麗に消してくれます。最近テレワークでオンライン会議が増えている方はぜひ導入してみて欲しいです。
サブスクリプションですが、招待リンクから登録すると試用期間が1ヶ月もらえるので、よかったら以下のリンクからサインアップしてみてください。
Keka
フリーソフト。
仕事でZipファイルをやり取りする際、Macで圧縮したファイルをWindowsで解凍すると文字化け等が起こることが多いです。(その逆も然り)Kekaで圧縮したファイルは.DSstoreなどのゴミファイルも含まれませんし、Windowsで正常に解凍できます。
ダンゴムシのアイコンが可愛い。
ImageOptim
フリーソフト。
写真ファイルのサイズを大幅に落としてくれます。ブログに上げる画像はLightroomから書き出した後、これで必ず圧縮しています。類似アプリとしてJPEGminiがあり、あちらも素晴らしいのですが、価格が3540円とかなり高い。ImageOptimはフリーソフトですが、品質や処理速度で不満は特にありません。
TouchRetouch
有料ソフト。
画像レタッチソフト。物撮りで写り込んだホコリやゴミを消すなど、写真の不要な部分をかなり自然に消してくれる。Photoshopもあるけれど、TouchRetouchの方が軽くて手軽に使えるのでよい。2000円弱とちょっと高いので、250円のiOS版もオススメ。
AdGuard
有料ソフト。
広告ブロック。ブラウザ上の拡張機能として動作するものではなく、MacOS上で恐らくプロキシとして動作し、ほとんどのアプリ上で広告をブロックしてくれます。有料ではありますが、効果は今まで試したものの中で最高です。
iPhone版もあります。Safari以外のChromeなどのブラウザや、アプリ内広告まで削除してくれるので、これ無しでiPhoneが使えないレベルです。Adguardはそのうち個別記事も書きたいと思います。
balenaEtcher
フリーソフト。
ディスクイメージ書き込みソフト。Win32 Disk Imagerみたいな感じのやつ。やや用途が特殊なので頻繁に使うわけではないですが、Raspberry Piで遊ぶ時には個人的に必須。割とニッチな需要を突いている割にはUIがモダンでカッコいい。
まとめ
他にもあれば適宜追加します。