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Happy Hacking Keyboard Type-Sが最高だという話をしよう

Happy Hacking Keyboard Type-Sが最高だという話をしよう

2019年6月3日

HHKB、最高です。

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HHKBを買った

以前はWindowsデスクトップ用にRealForce(変荷重、テンキーレス、US配列)を使用していたのですが、メインマシンをiMacに買い換えてからあまり使わなくなってしまっていました。配列やキーがWindows向けでありいまいちMacに馴染まず正直使いにくく感じてしまい、付属品のMagic Keyboardを使用していました。それと、テンキーレスとはいえRealForceはデカい。

仕事柄コードを書くことも多いのですが、会社支給のラップトップのしょぼいキーボードでは指が痛くなったり、配列が意味不明でタイプミスを連発したりすることが多かったです。下手によいキーボードに慣れると、安価なキーボードでのタイピングが苦痛になります。

そこで、コンパクトかつUS配列かつ静電容量式であるHappy Hacking Keyboard Type-Sを購入したのですが、これが本当に素晴らしい。自宅用にも欲しいのですが三万円弱と高価なので、毎日職場へ自宅から持ち出しています。独特な配列に慣れるまで時間は掛かりますが、毎日持ち運んでしまうほど打ちやすいキーボードです。個人的にはRealForceより断然打ちやすく感じます。これはよいです。皆さんも買いましょう。

テンキー、ファンクションキーがないのでかなりコンパクト。鞄に放り込めるサイズ感です。重さはそこそこありますが、RealForceほどの塊感はありません。

HHKBが人を選ぶ所以はこのキー配列にあります。Caps Lockとかいう全く使わないくせに一等地を確保している奴の代わりにControlがあります。いわゆるUNIX配列という奴ですね。これは最高です。Escも一般的なキーボードより一段下にあるので、ホームポジションから近いのもグッド。

US配列モデルは矢印キーが省略されています。かっこいいですね。矢印キーを使う際はFnとの同時押しになります。二日で慣れます。慣れてください。

HHKBには廉価モデルであるLite、ベーシックモデルのProfessional 2、BluetoothモデルのBT、静音モデルのType-Sがあり、今回僕が買ったのはType-Sとなります。職場で使うので静音モデルにしましたが、それほど静かという訳でもありません。タイプ感もベーシックモデルとは異なるのですが、Type-Sは通販限定でお店で試せないのがネック。

キーボード上部にType-Sとプリントされている以外は、外見はベーシックモデルと同じだと思います。

USBハブ機能があります。普段はマウスのレシーバーを挿しています。地味に便利。

PCとの接続はminiUSBケーブルで行います。付属のケーブルは異様に長く取り回しが悪いので、別途カールタイプのケーブルを購入すると便利。

背面には機能変更用のスイッチ。普段はカバーが付いています。

各スイッチによって色々変更可。

傾きを調整する足は二段階に展開が可能。打ちにくくなるので自分は使っていません。

HHKBはいいぞ

RealForceを買った時も感動しましたが、HHKBは個人的にはそれ以上によいです。タイプミスが明らかに減りました。RealForceの変荷重キーはあまり合っていなかったのかもしれません。

メリット

  • コンパクト。毎日鞄に入れて持ち運んでも邪魔にならないサイズです。デスク上でも場所を取りません。
  • Macとの相性が良い。Commandキーがしっかり存在します。左右コマンドキー空打ちで英かなを切り替えているので、Commandキーが違和感のない位置にいるのは重要。
  • US配列が選べる。これは個人的には重要。US配列しか使いたくないので。
  • 静電容量式。RealForceもそうですね。この打ち心地に慣れると、他のキーボードを使うのがしんどくなります。小気味よい打鍵音が最高。
  • 耐久性。静電容量式キーボードは物理的接点がないために耐久性が高いことで知られています。仮に5年は使うとして、365*5で割ると一日あたり15円くらいなので買いましょう。多分5年以上は使える。

デメリット

  • 高い。ベーシックモデルでも二万五千円前後。Type-SとBTは上位モデルとなり、価格は三万円弱となります。RealForceシリーズよりも価格帯は高め。キー少ないくせに(?)
  • ワイヤレスでない。BTモデルもありますが、評判はイマイチ。Type-SかつBTモデルは存在しません。
  • 軽くはない。RealForceから乗り換えた身としては軽く感じますが、一般的なキーボードと比べて明らかに重みはあります。多少雑にタイプしてもキーボードがずれないのはこれのお陰。
  • キーが少ない。省略されている大抵のキーはFnとの同時押しで使えるようにはなっていますが、これはどうしても個人の好みが出るかもしれません。Officeなど事務作業でショートカットキーとか使いまくる、指が覚えてる、という方はRealForceの方がいいかもしれない。
  • 複数欲しくなる。毎日持ち歩くならいっそのこと自宅用に買い足そうかな?と考えるレベルで依存します。

高価な買い物ではありましたが、やはりキーボードとマウスにはお金を掛けるべきだと再認識しました。HHKBはよく言われているほど玄人向けの道具ではありません。あと、安いからといってHHKB Liteはやめておきましょう。あれは別物です。