ブログを書くモチベーションを保つには、できるだけ気負わず、手間なく書ける環境が重要です。かつてはWordPress本体のWebエディタを用いて記事を書いてきたのですが、最近約一年ほど、WordPressに直接投稿できるMarkdownエディタであるMacアプリ「Ulysses」を使用して記事を書いていました。とても気に入っていたのですが、この度「MWeb」に乗り換えました。
Ulyssesをやめた理由
Ulyssesは定番のMarkdownエディタでかなり完成度が高く、画像を含めてWordPressに直接投稿もできてしまいます。
Ulyssesの良いところ
- iCloudでの高速なMac・iOS・iPadOS間同期
- 多機能ながらシンプルなデザイン
- WordPressへの画像を含めた直接投稿
Ulyssesの気になるところ
- 使用できないMarkdownタグがある
- table(表)が使えないのがブログには致命的
- 月額550円 or 年額4400円のサブスクリプション
- やはり買い切りがうれしい
Ulyssesをやめた理由としてはサブスクリプションであることが大きいです。それほど大きい価格ではないのですが、これがずっと続くと考えると精神衛生上イマイチ。最近このブログで重さを感じる場面が増えており、月550円をレンタルサーバーの増強に回したい気持ちもありました。
MWebに乗り換えた
Ulyssesに似たアプリはいくつかあるのですが、選ぶ上で個人的に外せないポイントとしては、「画像を含めてレイアウトができ、直接WordPressに投稿できる」、「買い切りである」ことです。これを双方満たしていたのは「MWeb」でした。
MWebは2440円の買い切りですので、Ulyssesのサブスクリプション半年分程度の価格で使い続けることができます。デベロッパーは中国の方のようですが、UIは全て英語のため、それほど困ることはないと思います。
マークアップが使いやすいのも魅力です。Markdownのタグを覚えていれば直接打つのも良いのですが、マークアップから手軽に使える方が良いですね。
Ulyssesはマークアップを使うためにメニューバーから都度選択する必要がありました。
MWebではエディタ上部にマークアップツールバーがあります。使い勝手が良いのはMWebですね。ブログで何かと使うtableももちろん使えます。便利だ。
画像の挿入はドラッグ&ドロップで可能。Markdownタグにてローカルの画像ファイルへのリンクが貼られます。UlyssesはMarkdownタグは表示されずに直接画像を挿入することができますが、Markdownエディタとして忠実なのはMWebですね。
絶対に欲しいWordPressへの直接投稿機能もあります。WordPress以外にもBlogger等のブログに対応しているようです。UlyssesはWordPress、Medium、Ghostのみの対応でした。
直接投稿、という書き方をしてきましたが、もちろん下書きとしてWordPressに送信することもできます。これはUlyssesも同じですね。体裁を整えたり、アイキャッチ画像を設定したりといった仕上げ作業をWordPress本体のエディタで仕上げて投稿することが多いです。
まとめ。ブログエディタとして使うのであれば、むしろ安いMWebの方が便利かも
Ulyssesのサブスクリプションをやめて、より安い買い切りのMWebに切り替えましたが、自分の使い方ではむしろ便利になりました。
もちろんUlyssesの方が優れている点もあります。Ulyssesは完全に日本語化されていますし、iOS・iPadOS版アプリもサブスクリプションに含まれています。
この記事はMWebで書いているのですが、かなり快適です。しばらくはMWebを使って更新していけたらと思います。