春だ!暑いけど!!ヘッドフォン祭だ!!!各社の新製品をフラフラ試聴してきましたよ。
さすがヘッドフォン祭、新製品の発表がとても多いです。余談ですがヘッドフォン「さい」って読むんですね。今更。
やたら長くなるのもアレなので何度かに分けて書こうかと。とりあえずカスタムIEMやそのユニバーサルモデルなど。
試聴は一貫してFiio X5 + iBasso D55。
くみたてLab
自身もサンカを愛用しています「くみたてLab」。
KL-REF
「Reference」の名を冠したくみたてLabの新スタンダード。2DD3BAのハイブリッド。
2基もダイナミックドライバを積む、「KL-REF」。ツインドライヴ。低音マシマシでXBA-Z5のように人を選ぶ感じになるのでは…?と勝手に危惧していましたが、どうやら杞憂に終わりました。
低域スイッチなしモデルは低音豊かどころかむしろタイト。2DDに迫力を求める人は面食らうかもしれません。中高域の鳴り方はカノンに近く、広いです。
次は低域スイッチありモデルでやや低域を増やしてみます。(ちなみにスイッチ無しモデルはスイッチ有りの最も低域の少ない状態に合わせてあるそう)このあたりが僕の好みでした。増えた低域が中高域をほとんど邪魔してこないのは感激です。これがハイブリッドに長く求められていたことだよね、と一人で納得しています。
買うならぜひとも低域スイッチありモデルが良いのでは。本当にくみたてLabのIEMは低域のコントロールが上手いです。低域MAXでも中高域が埋もれず、制動の効いた楽しいサウンド。
製品のケーブルは、今回の祭で使われていたものに変わるそうです。既存ユーザは連絡すれば購入できるとか。
ブースになぜか発表会後即PAW5000があったのには笑いました… うまし君曰く「交換した」とか。
FitEar
なんだかもう色々出てきたFitEar。441の衝撃。
Monet 17
萌音17歳。キャラデザインは彩ちゃんより萌音ちゃん派。どうでもいいけど。
単純に言えば、旧萌音から中域を引き上げたモデル。Ayaのような聴きやすさとはまた違うベクトルでアニソンに合わせてきた感があります。
中域を引き上げたといってもAyaに比べまだ控えめではあるように思います。高低域が全体を引っ張っていき、特にアップテンポなアニソンは元気に鳴っていたので欲しくなっちゃいました。全面に鳴らしてくるイメージ。ただしっかり抑えも効いてる。すごいぞ。
ただ、どちらかと言えば万能機では無いようにも思われるのは否めないかなぁ。
僕の2機目のカスタムIEMはおそらく萌音17歳になりそうです。
陶音 –Tone-
これまた突然現れた謎のユニバーサル。白いです。詳細非公開。陶音のフォントが萌音と同じだったのにはなにか意味があるんでしょうか。
音ですが、癖も、強い個性もない素直な綺麗な音。陶器っぽい感じが伝わってくる(???) ただどこかパルテールっぽい感じもするんですよね…
どうやら現時点での再販予定は無い模様。個人的には好みだったのでちょっと寂しい。
To GO! 335DWSR Ti&18K
今回の変態枠。MH335DWSRのユニバーサルモデルなのです…が、問題はチタンor18金という筐体。実売予定は無し。須山社長曰く、売るとなると100万超えます、とのこと。
筐体の素材で音なんて変わらねぇよ!!インフレいい加減にしろ!!!という皮肉で作ったモデルだとか。
音は当然ですがMH335似でした。重すぎて装着感が残念なのであまり長くは聴けなかったので感想は怪しいですが。
FitEar 441
ぼくはてっきり新作4WayカスタムIEMが出ると思っていたよ、社長ツイートを見るまでは。
まさかのDAP。言ってしまえば外装に細かい修正、ロゴなどの追加を行ったxDuoo X2です。起動時にFitEarロゴが表示されるオマケ付き。
やや雑とも言えますが、ザックリ勢いで鳴らす感じはなかなか楽しいDAPです。
ハイレゾ非対応ですが、「ちょっと前までハイレゾなんて無くても満足してただろ!?CDも悪くないだろ!?」的な意味合いがあるとかないとか。
こちらも実売予定は無し。ヘッドフォン祭でFitEarカスタムIEMを購入した人へプレゼントだそう。正直ほしい。
これら以外にも、須山ジャンク堂ブースはSTAXのアレにシェルくっつけた物があったりDAPがいろいろあったり混沌としてました。
〆
振り返ればあまり多くカスタムIEM聴いてなかった。
JustEarも試聴したかったのですが試聴予約を逃し断念。白衣イケメン松尾氏とお話ができるJustEarブースは至高(?)