カスタムIEMであるくみたてLabの「KL-サンカ」を購入して以来、その素晴らしさに魅せられ、ユニバーサルイヤホンに一切興味を失ってしまいました。ので、作ります。
遮音性はともかく、ユニバ機とは一線を画す音、そして個人的には、イヤーピースが不要な事が非常に楽。ランニングコストとしてのコンプライイヤーピース代は馬鹿になりませんし、なにより汚れたら拭けば良い。スバラシ。
そんなわけで、自分でも作ってみようと思います。工作好きなので。
教科書はこの3つ。
DO-IT-YOURSELF CUSTOM IEM SPECIAL TECHNICS
DO-IT-YOURSELF CUSTOM IEM SPECIAL MANIAX
くみたてLabの偉大なる先人達。これを読めばとりあえず形には出来そうです。
さぁ、材料集めです。とりあえず、最初は光硬化樹脂を用いず、デブコンETをくり抜いたものをシェルとする「くりぬき法」で製作してみようと思います。以下今回揃えた材料。
材料、道具
インプレッション(eイヤホンで取ってきました 地方の方は補聴器店に掛け合ってみては)
シリコン(造形村の透明シリコン(ちょい高い)が定番ですが、今回Mr.シリコーンでケチりました 光硬化樹脂使わないので)←今回の失敗
Mr.型取りブロック(レゴブロックなどでも代用可)
Mr.シリコーンバリアー(リップクリームで代用できるらしい)
トナー各種(樹脂着色)
デブコンET(クリスタルレジンなどでも代用できるが、気泡の抜けやすさ、透明度でデブコン)
ITW デブコンET 高透明注型用樹脂 300g ET-300
白熱球(デブコンETをじんわり加熱して硬化促進させます)
キッチンスケール(シリコンやデブコン等、重さを計って混合します)
水性ウレタンニス(透明クリア 僕は間違えてつや消しクリアを買っちゃいました)
油粘土(定番はほいくねんど(安い))
リュータ(安くても1万円弱程度の物を 僕はこれ買いました)
ビット(くりぬき法ではドリルなど必要、磨き用にバフも)
防塵マスク(リュータは粉飛びまくります)
デザインナイフ
磨きクロス(タミヤのものが3枚入りで便利かと)
コンパウンド各種(タミヤのものは3種ありますね 青棒も使えるかも)
紙やすり(400,600,1000,1500,2000あたりの耐水ペーパー タミヤのフィニッシングペーパーがモデラーでは定番ですね)
スポンジやすり(3Mかタミヤのものを)
エポキシパテ、ラッカーパテ(タミヤ)
低白化接着剤(WAVE)
マスキングテープ、スポイト、練り消し、歯ブラシ、シンナー、除光液(なにかと便利)
以下はシェル内部の材料。
ビニールチューブ各種(音導管)
BAドライバ(楽天が手軽)
音響ダンパー(同上)
モガミ2706(オヤイデなど)
mmcxコネクタ メス(すっぽ抜け防止にくびれのある物を 千石にありました)
僕のようにプラモデルに普段から触れている人は買い足すものは意外と少なく済むかもしれません。3万円程度の追加投資で済みました。結局カスタムIEM買えるくらいかかりました
大抵アマゾン、ヨドバシ.com、楽天で揃います。実物見て買うなら東急ハンズでしょうか。デブコンETが新宿ハンズになくて池袋ハンズに行ったりと忙しかったですが。おとなしく渋谷ハンズが最大ですし揃ってそうですね。
あとそうです、シリコンです。これは後から知ったのですが、「マット地のシリコンはレジンの表面を曇らせる」らしく、Mr.シリコーンではデブコンETの表面が見事に磨りガラス状になりました。造形村の透明シリコンや、光沢のあるシリコンでは大丈夫らしいので、参考までに。後から結局透明シリコンを買うことに。アー
以上、準備としてはこんな所です。現在、インプレッションの切り出し、複製を終え、マスター型となるものの成型、フィッティング調整を行っている所です。一段落したら写真も交えて近いうちに続きを書こうと思うので、かるーく参考になれば幸いです。