新型ハイレゾDAPの兄弟機種が、ONKYOから「DP-X1」、Pioneerから「XDP-100R」として発表されました。挑戦的な価格設定で、ウォークマン、Astell&Kernの牙城を崩す存在になるかもしれません。
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共通点は?
DACは定番になりつつある「ES9018K2M」、アンプは「SABRE 9601K」を搭載。PCMは384kHz/24bitまで対応。DSDは11.2MHzまで再生可能ですが、ネイティブ再生は不可。USB OTGによる外部DACとの接続ではネイティブDSD再生をサポート。新フォーマット、「MQA」にも対応予定とのこと。
OSとしてAndroid5.1.1を採用。GooglePlay利用可能。4.7型ディスプレイ。16時間再生。左サイドにAstell&Kernライクなボリュームつまみ、右サイドにハードキーを備えます。
Wi-Fi搭載(なんとacも)、BluetoothではaptXをサポート。
内蔵ROMは32GB。microSDXCカードスロットを2基搭載、128GBSDを2枚挿すと、288GBに。
本体をPCなどのDACとしての運用は不可。
違いは?
ONKYOブランドから発売されるのがDP-X1ですが、こちらが予価69800円となっており、59800円であるXDP-100Rの上位モデルという認識でよさそうです。
XDP-100RはONKYO製スピーカを底面に、またケーブルを曲がりから保護する取り外し可能なバンパーを備えます。
非常に大きな差になるであろうと思われるのが、「DP-X1はDAC、アンプをそれぞれ2基搭載」という点。さらにそれを活かす「2.5mm4極バランス端子」。スペックの上では1万円の差とは考えられない差をXDP-100Rに付けています。
また、UIにも多少の違いがある模様。
これは音次第で大化けか?
非常に安いです。予価の時点でAK100iiよりも安い。なおかつ、Astell&Kern、SONY、FiiOといったハイレゾDAPの人気メーカーのフラッグシップと比べても引けを取らないどころか、上回ってすらいるカタログスペックです。しかし、折角ES9018K2Mを搭載するのならば32bitネイティブ再生をサポートして欲しかった。
しかし可哀想なのがXDP-100R。AKシリーズで大きく普及した2.5mmバランス端子を搭載し、1万円の差しかないDP-X1という兄貴分がいるのはどうにも… 同社のXPA-700のように値崩れが起こらないことを願うばかりです。
ヘッドフォン祭での試聴が楽しみです。個人的にはデザインの好みなXDP-100Rのシルバーを購入検討中。
予約するのであれば、ONKYO DIRECTが3年保証、かつ128GBのmicroSDが付属するものでも値段がほとんど変わらないためお得です。
DP-X1 – ONKYO DIRECT
DP-X1(microSD128GB付属) – ONKYO DIRECT
XDP-100R-K – ONKYO DIRECT
XDP-100R-K (microSD128GB付属) – ONKYO DIRECT
XDP-100R-S – ONKYO DIRECT
XDP-100R-S (microSD128GB付属) – ONKYO DIRECT
XDP-100R | DIGITAL AUDIO PLAYER | Pioneer
オーディオ&ビジュアル製品情報:ヘッドホン>DP-X1|オンキヨー株式会社