中国DZATのイヤホン、「DR-10」を入手したのでレビュー。音質バランス調整機能という独自の機構も取り入れつつ、音もデザインも綺麗にまとめた良イヤホンです。
開封
iPhoneの箱のような、丈夫でなかなか立派な箱。横にスライドするとトレーが出てくるタイプ。値段としては30~40ドル程度のイヤホンですが、これはすごい。
Freedom of Religion Series。日本語訳するならば、「信仰の自由」シリーズ…?中国ブラックジョーク?
これまたご丁寧な。満足感が得られますね、こういうパッケージ。
内容物はこの通り。
DR-10本体、ポーチ、イヤーピース、説明書。イヤーピースは袋つめされていて清潔感がありますね。
本体のデザインはつや消しブラック。つまみを回すことによって、HIGH、MID、BASSの切り替えが可能。ケーブルは細めのきしめんケーブル。リモコン、マイク付きの4極プラグ。
良いデザインですねこれ。僕は好きです。
聴いてみる
まずはMIDにつまみを合わせて聴いてみます。プレイヤーはiPhone6s。(HA-2は4極使えませんからね)
MIDでもやや低域は多め。ですがボーカルが前に出てくるので、バランスは良好。なんというか、良い意味で個性がないのでどのジャンルでもうまく鳴らしてくれます。(2万って言われても信じる自信がある)
次はBASS。低域が増えます。(当然) かなり柔らかい音になりますが、やはりボーカル域がしっかり鳴るので、籠り、閉塞感は感じられません。JVCのイヤホンに似ているような気もします。
残るはHIGH。低域が減るのは当然なのですが、やや中域も殺してしまっており、よく言えば「ヌケのいい」、悪く言えば「スカスカ」な音になります。ジャンルを選びますね。
おそらくベントホールを調節して低域を変化させているのだと思われます。音質バランスの調整というよりは、低域の量を変えられる、と捉えるべきでしょう。
すごくいいよ
前回レビューを書いたMk600といい、中国のイヤホンはコストパフォーマンスが凄い。今回のDR-10は30~40ドルと、中華イヤホンの中ではやや高額な部類に入りますが、音を初めとして、パッケージなど、値段以上の価値はあるな、と感じます。
下手に1万円台のエントリークラスのイヤホンを買うならDR-10の方が良いでしょう。ちなみに白もあるよ。
Ali Expressなど海外サイトでの入手がメインになりますが、Amazonでも購入可能です。
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