27インチ4Kモニター「DELL U2720QM」レビュー

PC
iMac 5K 2017年モデルからMacBook Pro 13インチ 2020年モデルへの買い替えに伴い、メインモニターとしてDELLの27インチ4KモニターU2720QMを購入しました。
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レビュー

段落分けするのが面倒になったので一気に書いていきます。

ベゼルはかなり細め。MacBook Pro 13インチのベゼルと同じくらい。ディスプレイ部とベゼルがツライチなのでスッキリした見た目。

実売6万円程度と27インチ4Kモニターとしては高価な部類に入るが、筐体はプラスチックで特に高級感があるというわけでもない。普及帯価格のモニターでは省かれがちな高さ、上下左右の角度調整、回転が行えるのがとても良い。同じモニターで複数揃える場合は気にならないが、他社製やサイズの違うモニターと並べて使用する際、高さが合わせられないのはストレスになる。

MacのDCI-P3色域をカバーするディスプレイよりは劣るであろうが、sRGB 99%、DCI-P3 95%のカバー域を誇り、出荷前にキャリブレーション済みとのことで、iMac 5Kから乗り換えても色味に不自然さを感じることはない。Lightroomでの写真編集にも十分使えると感じる。ただし、後からユーザーがハードウェアキャリブレーションをすることはできない模様。

応答速度は5msと普通。iMac 5Kのディスプレイはかなり応答が遅いため、Bootcampを使用してゲームをする時に残像感を感じることがあったが、U2720QMで改善された。

接続端子はUSB-C(USB3.1 Gen2)、HDMI、DisplayPortの3つ。DisplayPortがもう一つあると嬉しかったが、特に困ってはいない。

USB-CでのPC接続は非常に便利。90WのPD給電性能があるので、ただ挿すだけでノートPCへ充電しつつディスプレイに接続できる。手元にあるMacBook Pro 13インチ、MacBook Air、hpのThunderbolt3搭載PCで動作を確認できた。ただし、MacBook Pro 16インチは96Wを要求するため、使用できないということはないがわずかに足りない。(96Wを給電できない場合、MacBook Pro 16インチは性能に多少のスロットルが掛かるようです)MacBook Pro 15インチであれば87Wの要求のため、フルスピードで充電可能。

USB-Cで接続した場合、U2720QMに3つあるUSB-Aと、側面にあるもう1つのUSB-Cをハブとして用いることが可能。キーボード、マウス、USB-イーサネットアダプタ、HDDなど繋いでおくと便利。ただし、4K/60Hzの転送に大幅に帯域を取られているせいなのか、通信速度に難がある。キーボードを繋いだ場合、Macに直結する場合と比べて明らかに文字入力にもたつきがあった。(自分のU2720QMが不良の可能性もあるので確認中)MacBook ProをMacOS 10.15.6にアップデートしたことで改善。どうやらUSBハブを介した通信にOS側の不具合があった模様。

U2720QM本体のUSB端子を使うためにはPCとUSB-Cで接続する必要があるため、USB-C端子のないPCでは使えない。

【2020/7/21 追記】U2720QMのUSBを介したデータ転送が妙に遅い気がして調べたところ、4K/60Hzでの表示を行う際にはUSB2.0での接続となることが判明。公式ページにはUSB3.0ダウンストリームポートと記載があるため、DELLサポートに問い合わせたところ、モニターの設定を変更して4K/30Hzで表示するモードにするとUSB3.0になるとのこと。この仕様は説明書の細かい部分に記載があるのみで、製品紹介ページ等では一切触れられていないので注意。ダメだろこれは。ちゃんと書いてください。結局、4K/60HzとUSB3.0を両立するためにはThunderbolt3でないと帯域的にダメみたいですね。LGなどがThunderbolt3接続のモニターを販売していますが、かなり高いです。

側面のUSB-C端子は何気に15W(5V・3A)とそこそこ高出力であるため、スマートフォンの充電に便利そう。MacBook Pro・Airも非常に遅いが充電できる。この端子から映像入力は不可。USB-CからHDMIへ変換するアダプタを繋いでみたが、出力も不可。(擬似デイジーチェーンができたらテンション上がったけどさすがに無理)

映像・給電用のUSB-CケーブルはUSB3.1 Gen2かつ5Aの給電に対応する必要があるため、規格上1mより長いケーブルが存在しない。また、太くて硬い取り回しの悪いケーブルなので、「MacBookをディスプレイから離れた場所に置いてクラムシェルモードで使う」、といった用途には向かない。その場合はHDMIかDisplayPortで接続することになるが、売りのPD90Wが活かせないので、それなら他社のもっと安いモニターでもいいと思う。

スピーカーは内蔵されていない。裏側にラインアウトがあるため、ここにスピーカーを接続できる。適当なサウンドバーを繋ぐといいかも。

ラインアウトなのでボリュームは効かず、イヤホンやヘッドホンを挿すと爆音で鳴るので注意。どうしてもここからイヤホン・ヘッドホンに繋ぎたければ適当なヘッドホンアンプを噛ませればOK。

仕様ではDisplayPortからの入力のみ音声信号を分離してラインアウトするように読めるが、USB-C、HDMIの場合でも問題なく音声が出る。ここからオーディオミキサーとしても使えるYAMAHAのAG06にラインインするととても使い勝手がよくなった。

前述したように3万円台から27インチ4Kのモニターが購入できる中で、U2720QMはやや高価な部類に入るが、iMac 5Kから乗り換えるならこれくらいの上位モデルを買っておかないと後悔すると思う。USB-Cケーブル一本でMacBookと接続・給電できる楽さ、DELLのドット抜け保証、出来の良いスタンド分で差額は埋められる。

また、HDR400に対応。次期Mac OSのBig SurではSafariの4K HDR再生がサポートされるようなので、NETFLIXを見るのが楽しみ。

一点考えるべきなのは、iMac 5Kを置けるデスクであれば、ワンサイズアップした31〜32インチ4Kモニターも置けてしまうということ。iMac 5Kは非常にベゼルが太いため、ディスプレイとしては同じサイズのU2720QMが小さく見える。モニターが大きくて辛いのはゲームくらいだと思うので、上位モデルのU3219Qでも良かったかなとも思う。(ただし、価格は9万円近くなる)

ただ、安価な4K 31〜32インチモニターはIPSではなくVAなので注意。

DELL直売モデルの「U2720Q」とAmazon限定モデルの「U2720QM」の差は付属品のケーブルがDisplayPortかHDMIかの差のみらしい。外箱や本体ソフトウェア内の表記も「U2720QM」となっているので明確に別モデル扱いの模様。(ちなみに外箱は非常にデカい)U2720QはDELL直販でU2720QMより1万円ほど高いが、定期的にクーポンが出ており実質的な価格は変わらない。

5Kから4Kへダウングレードしたが、特に気になることはなし。やや価格は高めではあるが不満点はゼロ。強いて言えば、iMacのように部屋の明るさに合わせて明るさが変わらないので、ここはiMac便利だったなあ、と思うくらい。前述したUSB3.0問題さえ気にならなければおすすめです。

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