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メインPCをiMac 5K 2017からMacBook Pro 13 2020とWindows自作機に切り替えた

2020年7月6日

およそ三年弱使用しているiMac 5Kに色々不満が出てきたので、ちょうど給付金も入ったタイミングということで、メインで使用するPCを買い替えました。構成について悩みに悩んだので、同じくMacの買い替えを考えている人のヒントになれば。

構成案を絞る

iMacに感じている不満点の中で最も大きいのは、「iMacのディスプレイはiMacにしか使えない」ということです。PS4などのゲーム機や、仕事で使っているPCのモニターとして使用することができません。デスクの一番いい場所に置くモニターの使い勝手が悪いのが気になってきました。

その他の不満としては、単純な処理能力不足。Core i5 7600とRadeon Pro 575という当時のiMacでは中間のグレードに位置するCTOモデルを購入したのですが、Lightroomでのα7RIIIの高画素RAWの現像がかなりもっさり。動画編集もしてみたいのですが、DaVinci Resolveが非常に重く厳しい状況。普段使いには一切困らない性能ですが、色々厳しい面が出てきました。

また、必ず欲しいのがdGPUが使えるWindows環境。iMacでBootcampを使用することで、Radeon Pro 575でそこそこゲームはできていました。買い替え後も同程度以上のパフォーマンスは欲しいところです。

以上を踏まえ、以下の案に絞りました。

  • MacBook Pro 16インチ

デスクトップCPUとも遜色ない高性能CPUに、それなりのdGPUが載っており、欲しいものは全部入ってる。が、高い。欲しい構成にすると40万円近くになるため断念。メモリを16GBから32GBにするだけで44000円掛かるのがどうしても納得できない。

  • Mac Mini + eGPU

Mac MiniのCore i7モデルに外付けGPUボックスを付ける案。GPUボックスが4万円前後とやや高価ではあるものの、dGPU付きMacとしては最もコストパフォーマンスが良い。ただし、eGPUの不安定さ、Bootcampで動作させるためのハードルの高さがネック。一度これに決めかけたが、メイン機が不安定なのは死ぬ程キツイのでパス。

  • Windows自作機

自宅使用メインならコストパフォーマンスはMacの比ではないですね。10万円でもそれなり以上、20万円出せばかなり強力な構成ができるが、今更メイン機をMacからWindowsにするのが辛すぎる。

  • MacBook Pro 13インチ + Windows自作機

普段はMacBook Pro 13インチを使い、GPUパワーが必要な作業やゲームの時だけWindows自作機を使うという案。モバイルもできる。それほどパフォーマンスを必要としなければ、MacBook Airでもいいかもしれない。Mac Miniでもよくない?と思いますが、Mac Miniは内臓GPUが非常に弱く、4Kモニターを一枚繋いだだけでもっさりするため、第10世代CPUを載せたMacBook系の方が快適です。

最終的に選んだのは「MacBook Pro 13インチ + Windows自作機」の構成。

MacBook Pro 13インチ 2020

2020年モデルは4つの基本構成がありますが、今回購入したのは上から2番目の構成。「第10世代Core i5 1038NG7・16GBメモリ・512GB SSD」から変更せず、キーボードのみUS配列としました。

22000円でCore i5からCore i7にグレードアップできますが、どちらも4コア8スレッドのCPUであり、Geekbench等のベンチマークスコアを見ても大した差はありません。

これまで使っていたiMacは32GBメモリでしたが、重い作業を行わない限りは16GBメモリで足りることが分かっているので、カスタマイズは行いませんでした。32GBにすると44000円掛かるので、それなら16インチに行った方が幸せだと思います。また、8GBメモリのMacを買うのは絶対にやめましょう。露骨にUXのパフォーマンスが落ちます。

カスタマイズなしでも非常にバランスの取れた構成でいいですね。キーボードをUS配列にしたかったのでAppleから購入しましたが、JIS配列派の方は量販店から買うのが安くて良いと思います。(ただ、初期不良の際非常に面倒です)

価格は207680円でした。安くはないですね。

第8世代Coreシリーズを載せた安価なMacBook Pro 13インチもありますが、MacBook Airを「第10世代 Core i5・16GBメモリ・256GB SSD」で買うと148280円なので、妥協するならAirまで下げた方がいいと思います。

Windows自作機

それほど強烈なパワーを必要とするわけではないので、様子見な構成。

  • CPU:AMD Ryzen 5 3500

6コア6スレッド。ベンチマーク的にはMacBook ProのCore i5-1038NG7と大差ないので、正直イマイチ。年内には第四世代Ryzenが出るらしいので、それまではこの子です。16000円ほど。

シングル性能で勝り、さらに安価なRyzen 3 3300Xが欲しかったのですが、非常に品薄。

  • GPU : GeForce GTX 1650

それほど重くないゲーム(APEXとか)、LrやDaVinci Resolveなどの計算支援用。NVIDIAのGPUもそろそろ次世代RTXシリーズが見えてきそうな頃合いなので、コスパの良いGTX1650としました。最近出てきたGDDR6版を購入。こちらも16000円ほど。安い。補助電源要らずなのもグッド。

メモリはDDR4-3200を16GB。マザボ、電源、ケースを買い、SSDは手元にあるものを流用しました。合計6万円とちょっと。安すぎますね。もっとお金を掛けても良いのですが、前述の通り次世代CPU・GPUを待ってみたいと思います。

メモリは安定のCrutial。DDR4-3200で何事もなく動いています。

マザボはASRock B450M。定番ですね。MicroATXモデルにしてみました。

激安ケースのVersa H17。3000円切りのMicroATXケースです。2.5インチSSDと3.5インチHDDが各2台載せられますが、HDDはやや無理やり感があります。干渉を防ぐため、L字コネクタのSATAケーブルを別に買っておくのが良いです。ファンがリアに一つしかないため、手元にあったファンを上部に取り付けました。CPU・GPU次第ではありますが、今回の構成では十分に冷えています。

まあ500Wあれば今時足りるでしょう。ハイエンドCPU・GPUを使わなければ。

正直、ゲーム用にPCを買うくらいなら、年末まで待ってPS5でもいいんじゃないの?とは思いますが。PCを組むのは楽しい。

掛かった金額

iMacを手放すと必然的にメインモニターも無くなるため、4K・27インチモニター「DELL U2720QM」を購入。4Kモニターは3万円代からあるので、特にこだわりがなければなんでもいいと思います。楽天でhpの27f 4Kが時期によっては実質3万円切りで買えることもあるので良さそう。

自分の場合は、写真の現像にも使うので、sRGB99%、DCI-P3 95%のU2720QMを購入しました。USB-C一本でMacBook Proに接続、PD給電も行えるのでとてもよいです。ただ、31インチ前後でも良かったような気も。

iMac 5K 2017年モデルからMacBook Pro 13インチ 2020年モデルへの買い替えに伴い、メインモニターとしてDELLの27インチ4Kモニター…
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合計で30万円といったところ。給付金10万円とiMac・iPad売却益で余裕でした。

この記事を書いている時点でMacBook Proも自作機も手元にあるのですが、もう少し使ってみてから改めてレビューを書こうと思います。

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