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格安スマートバンドの大本命!Xiaomi Mi Band 5(グローバル版)レビュー

格安スマートバンドの大本命!Xiaomi Mi Band 5(グローバル版)レビュー

2020年8月28日

通販サイトBanggood様より、Xiaomi Mi Band 5をレビュー用に提供頂いています。

4000〜5000円程度と安価ながら、スマートバンドとして必要な機能をしっかり押さえ、大人気のMi Bandシリーズ。その最新作であるMi Band 5も、日本での正式発売が決定しています。今回は日本版の発売に先駆けた、グローバル版のレビューとなります。

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Mi Band 5の特徴

筆者にとってはMi Bandを使用するのはMi Band 1S以来。当時はディスプレイもなく、通知が来たらバイブレーションでお知らせ、おまけで心拍数測定とスリープトラッキング、というシンプルながら欲しい機能は抑えた製品でした。今やフルカラーディスプレイが付いているんだから凄いですね。それでも価格は安価に4000円台に抑えて来ているのはさすがXiaomiとしか。

Mi Band 5の主な機能は以下。スマートウォッチ、スマートバンドに必要な機能をしっかり押さえています。

  • 心拍モニター
  • スリープトラッキング
  • 各種スポーツに対応した活動量計
  • 歩数計
  • アプリ通知

どうやら先代のMi Band 4から機能面では大きな変化はなさそうです。主な変更点としては、ディスプレイサイズの拡大、心拍センサの精度上昇、充電方法といったところでしょうか。

開封

それでは実物を見ていきます。

外箱は黒一色。

公式サイトによると様々はバンドカラーがあるようですが、今回提供頂いたものはブラックでした。

付属品は取扱説明書と充電ケーブル。取扱説明書は多言語対応のものですが、日本語はありません。そして、この充電ケーブルがMi Band 5の最大の進化点とも言えるものになります。

バンドから取り外してみました。中央に心拍センサ、手前に充電用端子が見えます。

シリコンバンドにはそこそこキツめに付いており、不意に脱落してしまうことはなさそうです。

バンドから本体を取り外さずとも充電が可能に

Mi Band 4までのモデルでは、充電用端子がバンドで隠れる内側の部分にあったため、充電の度にバンドを取り外す必要がありました。Mi Bandはバッテリーライフが長いため、充電は3週間に一度程度で良いとはいえ、バンドの取り外しが手間であったことに違いはないでしょう。

Mi Band 5ではマグネット付きのケーブルを嵌めるだけになりました。コネクタを近づけると磁力でくっつきます。

グローバル版でも技適OK。現状日本語は通知表示のみ

グローバル版のため、技適への対応が気になるところですが、これはまさかのOK。技適マークの表示が可能です。

取扱説明書に日本語がなかったのでなんとなく察してはいましたが、言語設定を日本語にすることはできませんでした。中国語となると常用にはキツいですが、英語が使えるので特に困らないでしょう。

ですが、通知等で表示される日本語は文字化けすることなく表示可能です。ただフォントサイズは小さく、一部の漢字が中華フォントとなったり、記号の表示が抜けたりと完璧ではありません。

技適が取得されているところを見ると、今後販売されるかもしれない日本版?と同一のハードウェアである可能性も高く、アップデートでグローバル版にも日本語が追加される可能性もあるかも。

ディスプレイは明るく、野外での視認性も良好

フルカラー有機ELディスプレイはスマートフォンのディスプレイと比べるとややドット感が目立ちますが、十分綺麗ですし、日中の野外でも問題ない明るさです。やはりディスプレイの大きいスマートウォッチと比べると一度に表示できる情報量は少なくなりますが、日時を確認するには十分なサイズです。

バッテリーライフは2〜3週間ほど?

届いてから一週間、Mi Note 10 Liteにペアリングし、アプリ通知やスリープトラッキングなどほとんどの機能を有効にした状態で使用したところ、1日のバッテリー消費は5〜7%程度でした。シャワーを浴びる時も、寝る時も外さずなので、なかなか優秀なバッテリー持ちだと思います。

ただし、Mi Band 4よりはやや悪くなっているようですね。ディスプレイサイズが大きいからでしょうか。前述した通り、充電がやりやすくなっているのでそれほど困る点ではないと思います。

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防水性能はバッチリ。サウナでの使用は大丈夫?

Mi Band 5は50m防水のため、着けたまま風呂やシャワーも問題ありません。水泳も問題ないでしょう。

以前Apple Watch series 2を着けたままサウナに入ったところ、数分で高熱により警告が表示され、シャットダウンされてしまうことがありました。今回、Apple Watch series 5とMi Band 5を両腕に着けて(地味に恥ずかしい)、90℃のサウナに10分入ってみましたが、どちらも動作に問題はありませんでした。あまりオススメはしませんが…

Mi Bandによるスマートフォンのアンロックが便利

Mi Band 5とペアリングされたスマートフォンが一定の距離内にいると、スマートフォンをアンロックする機能があります。これはMi Band 1Sの頃からある機能ですが、アンロックされる距離を変更できるようになりました。「すぐ近く」に設定すると、Mi Band 5を付けた側の手でスマートフォンを持たないとアンロックされない程度にでき、比較的セキュアにできます。

スリープトラッキングは昼寝にも対応

Mi Band 5では夜間以外の睡眠も記録できるようになっています。

試しに夕方頃に寝てみたところ、「仮眠」として記録されていました。面白いですね。

まとめ

とても完成度が高いガジェットです。デメリットを挙げるとすればこれくらいでしょうか。

  • 高級感があるとは言えない外観
  • Mi Band 4からスペックダウンしたバッテリー持ち

既にMi Band 4でかなり完成されているため、充電方法の変更、ディスプレイサイズアップによる表示文字数の増加に魅力を感じなければ、Mi Band 4ユーザーが5に買い換える必要は薄いと思います。

逆に、運動不足になりやすい昨今、健康管理のためにスマートバンドが欲しい!という方には非常にオススメできる製品になっています。