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一つ持っておくと重宝するかも。エレコムのBluetoothレシーバー「LBT-PAR150」レビュー。

一つ持っておくと重宝するかも。エレコムのBluetoothレシーバー「LBT-PAR150」レビュー。

2017年1月4日

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何かと便利なBluetoothレシーバー。

最近の自分の中でのトレンドはBluetoothオーディオ。iPhone7 PlusからBluetoothイヤホンのNuForce BE6iで聴き、Apple Watch series2で操作するスタイルが非常に便利でして(音も十分にイイのですよ)、最近はもっぱらこの組み合わせで屋外では音楽を聴いています。が、折角のカスタムIEM KL-サンカや、お気に入りのTFZ series 5をこのスタイルでは組み込めません。というワケで、手持ちのイヤホンをワイヤレスにしてしまうBluetoothレシーバの出番です。

そんなわけで、2017年最初のレビューは、こちらエレコムの「LBT-PAR150」。Bluetooth AAC対応(AptXは非対応)、かつAmazonで2980円と非常にお手頃。イヤホン同梱モデルの方が安いよく分からない状況。最近はオーディオにも力を入れてきているイメージのあるエレコムですが、果たして。張り切っていきましょ。

エレコム公式製品紹介は以下より。

AAC対応 Bluetooth(R) Audio Receiver – LBT-PAR150BK

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開封、外観

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写真撮り忘れていたのでこちら。
下に見えるのはANKERのガラスフィルム。iPhoneの指紋が目立ちにくくなって触り心地も良くなるのでグッドでした。関係ないけど。

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パッケージ裏面には仕様が。40mW+40mWとなかなかの高出力。何気にNFCペアリングにも対応。イヤホン付属モデルなので、製品型番は「LBT-PHP150」となっています。

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今回購入したものはレッド。光沢のある仕上げで思っていたよりは高級感のある見た目。
全6色の展開ですが、色によっては生産完了在庫限りのものもあるので、気になる色があれば早めに確保しておくといいかもしれません。

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ボタンは2つ。電源ボタン2度押しで操作ホールドも可能。本体下部にはLEDインジケータ。接続中は時々青く光ります。

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裏面にはクリップ。挟む力は割と強め。クリップを開こうとすると表側の電源ボタンを押してしまいそうになるのがちょっと惜しい。

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サイズはこの手のBluetoothレシーバーとしては一般的ですね。ポケットなどに挟んでいても特に邪魔になることはありません。

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数年前に購入したSONY MW1と並べてみました。MW1はSBCコーデックにしては音は良いのですが、操作性と互換性で頭を悩まされた製品でした。

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付属のイヤホンは見た目も音も非常にチープ。あくまでもオマケ程度。レシーバーを胸ポケットに入れての使用を想定しているのか、ケーブルはかなり短いです。

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充電はmicroUSBなどではなく、3.5mmイヤホンジャックから行います。つまり、充電しながらの再生は不可能。このケーブル、iPod Shuffleと同じかも?

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iPhoneでのバッテリー表示に対応。地味に便利なんですよねこの機能。

音質、使用感

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とりあえずカスタムIEMである、KL-サンカと。非常に感度が高く、わずかなノイズも拾えるサンカと組み合わせるのは酷ですが、あえてやってみました。プレイヤーはiPhone7 Plus。
さすがにホワイトノイズはそこそこにあります(普通のイヤホンならあまり気になりませんが)。が、音そのものは安物にありがちなのっぺり感は無く、雑味はあるものの、それなりに鳴らせています。AACコーデックと40mWアンプのお陰でしょうか。意外。

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この雑味とホワイトノイズを軽減するべく、UE900に付属していたアッテネータを間に挟んでみました。これが大正解。アッテネータを挟むことで音量が取りにくくなることも心配ではありましたが、パワーがなかなかにあるので杞憂に終わりました。アッテネータは既製品が少なく、やや手に入りにくいのが難点ではありますが。

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次はヘッドフォン「MDR-1RMK2」「ATH-PRO5MK2」と接続。こちらも十分な音量を確保できました。ポータブルヘッドフォンであれば大抵は鳴らせそうです。

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MDR-1RBTMK2(大嘘)

まとめ

なんとなく、安かろう悪かろうなイメージのあったエレコムですが、LBT-PAR150は良くできていると思います。音飛びもありませんし、バッテリーの持ちも十分です。Bluetoothの高音質コーデックとしてはAptXが一般的になってきた中、頑なにAACを固持するiPhone。AAC対応で安いBluetoothレシーバって少ないんですよね。
ちなみに、さらにアンプが強化され、AACだけでなく、AptXにも対応したLBT-PAR500という上位モデルもあるのですが、こちらは生産完了品となっており、最近値段が上がってきています。

実は、先日後継モデルとなるLBT-PAR01とLBT-PAR02がリリースされているのですが、こちらはAAC、AptXともに未対応となっており、「無線でもできるだけいい音で聴きたい」というニーズには応えられないものとなってしまっています。エレコムさん、どうして…

LBT-PAR150もいつまで生産が行われるか分かりません。安価かつAAC対応のBluetoothレシーバーとしてはほとんど唯一の存在とも言えるので、iPhone7シリーズでイヤホンに困っている方や、オーディオファンの皆様も、お一ついかがでしょうか?