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4年ぶりのXiaomiスマートフォン購入!「Mi Note 10 Lite」レビュー

4年ぶりのXiaomiスマートフォン購入!「Mi Note 10 Lite」レビュー

2020年6月17日

先日日本市場に投入されたXiaomiスマートフォン「Mi Note 10 Lite」を楽天UN-LIMIT用に購入しました。コストパフォーマンスの面では同時発売の「Redmi Note 9s」に劣る印象ですが、Xiaomiのフラッグシップグレードの「Mi」シリーズに属しながらも、4万円前後で購入できる高コスパ端末です。個人的には、4年前に購入した「Redmi Note 3 Pro」ぶりのXiaomiスマートフォンとなります。

Xiaomiの日本投入第一弾であった「Mi Note 10」「Mi Note 10 Pro」の廉価版にあたる「Mi Note 10 Lite」ですが、果たして。まずは開封とファーストインプレッションです。

【追記】以下に一ヶ月半メインスマホとして使用したレビューを公開しました。

Xiaomi Mi Note 10 Lite使用感レビュー。完成度は高いが、ライバルも多い
先日購入したXiaomi Mi Note 10 Liteですが、一ヶ月半ほど楽天モバイル UN-LIMITのSIMを挿してメインスマホとして使ってみました。購入…
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グローバル版と国内版の差異はなし?

「Redmi Note 9s」は国内版において、対応周波数の拡大、技適の取得が行われていますが、「Mi Note 10 Lite」は国内版とグローバル版との間に差異はないと見て良さそうです。海外版でも技適の表示ができ、楽天UN-LIMITに必要なband3・band18に対応しているため、今回は割安なグローバル版をETORENで購入しました。

国内版では、「Redmi Note 9s」が6GB/128GBで29800円で購入できるのに対し、「Mi Note 10 Lite」の6GB/128GBは44800円とやや大きな差が存在します。それぞれSoCとしてSnapDragon 720G、同730Gを搭載しており、一見730Gを擁する「Mi Note 10 Lite」の方が処理能力は上というイメージを持ちますが、実は720Gがわずかに上回ります。「Redmi Note 9s」のコスパが如何に高いか。

しかし、グローバル版であれば「Mi Note 10 Lite」3万円台中盤で購入が可能。筆者が購入した際は、AmazonのETORENショップにて36570円でした。(直接ETORENから購入するより安かった)

国内版に付属する1年保証はありませんが、ハードウェア・ソフトウェア部分での差は無いようです。

Mi Note 10 Liteを選んだ理由

上にも記した通り、単純なコスパでは「Redmi Note 9s」が上回ります。単純なantutuスコアでは2世代前のフラッグシップSoC「SnapDragon 835」を上回る性能で3万円切りとなると、おサイフなし・防水なしという割り切り仕様でも売れるのは頷けます。

筆者がMi Note 10 Liteを購入するのに決めたのは、単にRedmi Note 9sの在庫がどこにもなかった、というのも少しはありますが、外観とカメラ性能によるところが大きいです。

高級感にかなり違いがある

Redmi Note 9sは廉価グレードである「Redmi」シリーズに属しており、実機の見た目はややチープな印象。それに比べ、Mi Note 10 Liteは全体的に仕上げが良い印象。完全に主観にはなってしまいますが。

購入したカラーは「ネビュラパープル」。余談ですが、「ミッドナイトブラック」は日本の公式サイトに掲載があるのに市場に出回ってませんね。「ミッドナイトブラック」が欲しい場合は現状は海外版を購入するしかなさそう。

実機レビュー

AmazonのETORENショップで深夜に注文したところ、翌朝8時には出荷され、次の日の午前中に到着。海外端末ですが、国内に在庫を持っているようですね。メッチャ早い。

開封

箱には特筆する点はないですが、ジェットブラックのiPhone 7ってこんな色の箱でしたね。懐かしい。

箱側面には「with easy access to the Google apps you use most」と、GMSが使えなくなったHUAWEIへの当て付けとしか思えないメッセージが。

付属品から見ていきます。ACアダプタとUSB-AオスUSB-Cオスケーブル。

グローバル版なので、ACアダプタのプラグがEU仕様でした。日本で使用するには変換アダプタが必要です。まあ既に持っているPD充電器を使う人が大半だとは思いますが。

TPU素材のクリアケース。ストラップホールはありません。

その他付属品としてはSIMトレイ取り出し用ピン、説明書が付属します。説明書は多言語対応でしたが、日本語は見当たらず。

外観

ネビュラパープルは青味の強い紫色。中華スマホにありがちなギラつくブルーではなく、高級感があります。指紋は目立つ。

本体を手にすると、やはり目を引くのが背面のクアッドカメラユニット。ほとんど出っ張りがないのはグッド。

Mi Note 10と比べ、望遠レンズが無くなり、売りの1億800万画素センサーが6400万画素センサーにグレードダウンしています。

表面は特にデザイン上の特徴はないですね。好き嫌いの別れるラウンドエッジディスプレイですが、今のところ誤動作や使いにくさは感じません。

フロントカメラ部のノッチは水滴型。個人的にはパンチホール型より気にならないのでこちらの方が好み。

iPhone XSと並べてみます。Mi Note 10 Liteは6.47インチと比較的大型の部類に入りますが、思っていたほど大きくはない印象。

付属品のケースを装着してみます。

かっこいいとは言い難いですね。

底面にはスピーカー、USB-C、イヤホンジャック。スピーカーはモノラルですがそこそこ大きな音が出ます。

SIMスロット

nanoSIMデュアルスロットDSDVに対応しますが、microSDは非対応。同時発売のRedmi Note 9sはデュアルSIM+microSDのため、残念感がどうにも拭えないポイント。

楽天モバイルUN-LIMITのSIMカードを挿入すると、自動でAPNが適用されました。国内版でおそらくこのまま使えるのでしょうが、グローバル版では電話アプリから「##86583##」へダイヤルし、VoLTEの有効化が必要となります。

楽天モバイル UN-LIMIT

グローバル版ですが、技適もしっかり。

OS

OSはAndoid 10ベースのMIUI 11となります。oppoのColorOSや、HUAWEIのEMUIと比べるとクセがなく、OSが余計なこと(節電と称してバックグラウンドアプリを落としまくるなど)をしないので使い勝手は良いと思います。

購入した6/16時点では2020/5/1のセキュリティパッチがリリース済み。

MIUI 12(Android 11)へのアップデートも決定しているので、提供が楽しみです。

画面内指紋認証

普段メイン機として使っているiPhone XSはFaceID(顔認証)のため、外出時にマスクをしているとロック解除時に毎回パスコードを打つ羽目になります。

Mi Note 10 Liteは画面内指紋認証が使用できるため、しばらくはこちらがメイン機になるかも。認証速度は以前使用していたことのあるoppo Reno Aより僅かに速く感じますが、一般的な指紋センサーと比べるとロック解除までに一瞬の間があるように感じられます。

Antutuベンチマーク

約27万点。GPU性能以外はSnapDragon 845に僅かに劣る程度の好成績です。実際使用していても動作に不満を感じることはほぼありません。

性能面で不満なし

取り急ぎファーストインプレッションですが、36500円でこのクオリティであれば何も言うことはありません。明るく綺麗な有機ELディスプレイと十分に早い処理速度があります。

が、文中でも何度か触れてきましたが、同時発売のRedmi Note 9sのコストパフォーマンスが異常に高いためにイマイチ存在が薄くなっているのがもったいないところ。

その後のレビューは以下より。

Xiaomi Mi Note 10 Lite使用感レビュー。完成度は高いが、ライバルも多い
先日購入したXiaomi Mi Note 10 Liteですが、一ヶ月半ほど楽天モバイル UN-LIMITのSIMを挿してメインスマホとして使ってみました。購入…
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注目のカメラのレビューについては後日。